上日川峠から大菩薩嶺を登る【百名山七十六座目】

登山
登山百名山

都心から近く比較的容易に標高2,000mの気分を味わえる大菩薩嶺。山頂に最も近い登山口で標高1,600m弱まで行けるため、標高差は約500mと短い距離にあります。また、山小屋が点在していてハイキングや観光気分で行くことができます。今回は最も近い登山口の上日川峠から登ってきました。

・上日川峠が登山口&下山口
・駐車場は無料で3か所ある
・山頂は林の中だが、大菩薩峠までの道は南側が開けている

ルート基本情報

行程

※今回記録ミスにより福ちゃん荘から記録がスタートしています

日帰り 2時間55分 7.8㎞ 登り640m 下り749m 山頂まで45分

上日川峠【出発地】~福ちゃん荘~大菩薩嶺~大菩薩峠~石丸峠~小屋平バス停~上日川峠【到着地】

ルート地図及び情報

下記をクリックするとYAMAP地図活動時間などの詳細な情報が見られます。

上日川峠から大菩薩嶺を登る【百名山七十六座目】 / bataoさんの大菩薩嶺熊沢山(山梨県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ

ルート詳細情報

上日川峠

上日川峠には山小屋のロッヂ長兵衛があり、定員23名で、1泊2食8,300円、素泊り5,300円となっています。キャンプ場もあり、1人400円です。駐車場は近くに2か所と少し下ったところに1か所あり、公衆トイレもあります。

ロッヂ長兵衛の隣に登山道があるのでこちらから歩いていきます。

広くゆったりとした道が福ちゃん荘まで続いていきます。

福ちゃん荘に到着しました。宿泊施設でテント場があり、食堂もあります。また、ここを利用する方は、専用駐車場を利用することができます。定員は40名で1泊2日7,700円、素泊り5,000円のテント泊は100張程度で1人400円です。

余談ですが、福ちゃん荘の検索予測で事件と出てきますが、50年以上前に赤軍の集団逮捕の現場となった事件です。小屋側としては赤軍に全く関係ない立場の被害者です。

ここで分岐があります。唐松尾根を登り大菩薩嶺へ直登するか、表登山道を通り大菩薩峠へ行くことができます。今回は唐松尾根を登っていきます。

大菩薩嶺

唐松尾根の最初は軽トラでも通れそうな広い道です。

ただ、割とすぐに通常の登山道と同じく狭い道へと切り替わります。

傾斜がきつくなってきたところで分岐点の雷岩に到着です。ここから山頂までは少し歩けば着く距離です。残念ながら今回はガスに見舞われています

山頂の大菩薩嶺に到着しました。林の中なので展望はありません。ガスの中太陽だけが山頂到着を祝ってくれています。

さらに進むと丸川峠へ行くことになりますので、引き返して大菩薩峠へ向かいます。

雷岩まで戻ってきました。ガスでよくわかりませんが、亀裂の入った岩が雷岩でしょうか。この奥が大菩薩峠へとつながっている道です。

大菩薩峠

山頂とは違い、道は南西側が開けており、本来なら富士山を拝めるはずです。

西暦2000年にちなんで標高2,000m地点の標柱が建てられています。

道は割と岩があったりと、簡単には歩けない場所があったりします。

賽の河原避難小屋につきました。中はベンチのみのシンプルなつくりとなっています。

賽の河原の名称通り、石を積んだケルンがあちこちにあります。

分岐点でもあり、富士見平(旧道)へ下っていく道があります。

すぐ近くには親不知の頭があり、展望がきく場所のようです。

碑が見えたら大菩薩峠はすぐそこです。

大菩薩峠につきました。ここにも山小屋の介山荘があります。1泊2食8,500円、素泊り6,000円となっています。テント場はありません。

食堂や売店もあります。大菩薩にちなんで菩薩の石像や賽銭などが置いてあります。ここも分岐があり、丹波や小菅へ下っていく道があります。

トイレ兼休憩所の建物。上日川峠からの道はこの隣にあり、奥には石丸峠へ行く道があるので進んでいきます。

石丸峠

石丸峠へ行くには熊沢山を通過する必要があります。

道は普通の登山道となり、今までとは一風変わって苔が生えています。

峠から距離は短く、坂も急ではないので、熊沢山の山頂にはすぐに斗着します。標柱も単独のものではなく、いまいちピークという感じがしないところです。

石丸峠へ下っていく道は再び開けた草原で、晴れていれば気持ちの良い道だと思っています。

草原が広がる石丸峠に到着です。小金沢山へ行く道もありますが、上日川峠へと下りていきます。

小屋平バス停

標高を下げていくと同時にガスを抜けつつあります。うっすらと大菩薩湖が見えてきました。

ガスの時でないとみられないような景色もあるので、天気が悪い時はそれを探しています。

下っていくと林道に出て、再度登山道へ入る場所があります。

登山道が崩れて新たに道を作ったため、登山道はそれぞれ少し離れた場所になります。

事前に調べて知っていた大きなハチの巣。まだ使われているのでしょうか。

道は緩やかではないですが、急でもない斜面を下っていきます。

すると鋪道が見えました。登山道は歩道を横切った先にあります。

小屋平バス停につきました。上日川峠の他にここもバス停があり、石丸峠経由で大菩薩嶺を登ることができます。

ここから上日川峠までは緩やかな道ですが、渡渉する地点が複数箇所あります。ここは飛び石で行く必要があります。

橋が架かった場所もあります。

途中に分岐点があり、上日川ダムの北岸に行く道があるようです。

上日川峠に戻ってきました。石丸峠へ行く道は少し分かりづらいかもしれません。紅葉の時期もあってか多くの人が登山の準備をしており、人気のある山だと改めて感じました。これで今回の山行は終わりです。

この登山を振り返って

最短距離で山頂に登ってみました。少しきついなという場所は雷岩前の坂くらいで、あとはハイキング程度の道です。山頂は展望がないので、大菩薩峠への道を行くことをおすすめします。というか福ちゃん荘から大菩薩峠までの道が表登山道と表記されているので、実質峠と山頂を行くコースが正規ルートといっても過言ではないでしょう。石丸峠まで行く人は少ないと思いますが、開けた草原歩きは展望がよく気持ちの良い道だと思います。まあ、今回はガスの中だったので、すべて妄想の中なのが悲しいですが…

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