雨とガスの阿蘇山を仙酔峡から周回して登る【百名山六座目】

登山
登山百名山

活火山として有名な山である阿蘇山。過去の噴火には日本を覆いつくすほどの火山灰が巻き上がるほどのエネルギーだったとか。現在でも火山活動を続けており、火口周辺の規制が続いています。ただ、2022年4月に噴火警戒レベルがからに引き下げられたことにより、一部登山ルートが解除されました。今回は解除されたルートである仙酔峡から登りました。

・ロープウェイ跡を登り、中岳と高岳を通り仙酔尾根から下るルート
・ガスのためほとんど視界がなく、霧雨が降る状態
・仙酔峡尾根ルートは岩場の急勾配

2022年5月に行ってきた写真と登山データを掲載しています。
最新の登山道情報は自治体等でご確認ください。

ルート基本情報

行程

日帰り 2時間49分 6.0㎞ 登り749m 下り750m 山頂まで85分

仙酔峡登山口【出発地】~中岳~高田岳~仙酔峡登山口【到着地】

ルート地図及び情報

下記をクリックするとYAMAP地図活動時間などの詳細な情報が見られます。

真っ白な阿蘇山を登る【百名山六座目】 / bataoさんの高岳(阿蘇山)中岳(阿蘇山)の活動データ | YAMAP / ヤマップ

ルート詳細情報

仙酔峡登山口

登山口には広めの駐車場インフォメーションセンター公衆トイレがあります。ロープウェイは廃業していますので、何とも言えない雰囲気となっています。

まずはロープウェイ跡に沿って登っていきます。残念ながら山は雲に覆われており、好天は期待できない様子です。

登山道からは仙酔尾根阿蘇谷の看板があり、本来なら一望できると思うのですが、ガスのためいまいち風景よくわかりません。

登山道は舗装されており、傾斜もそこまで強くありません。

ロープウェイの柱が残っており、そこまで遠くにはないのですが、一瞬で雲に隠れてしまいます。

中岳

霧雨も降ってきたころ、ロープウェイの到着地点に着きます。建物はすでに廃墟となっており、周囲には侵入されないようにバリケードが建てられています。

廃墟の先も舗道が続き、道のそばには火山が噴火したときに備えて避難豪が所々設置されています。

突き当りまで進むと、火口が目の前にあります。ただ、噴煙なのかガスなのかわからない状態で、わかることといえば火山灰で銀色になっているぐらいです。

周囲は全く見えませんが、中岳を目指して稜線を歩いていきます。

視界が悪い状態が続きますが、石にペイントで目印が施されており、迷わないようになっています。

そうこうしているうちに中岳の山頂に到着です。相変わらず真っ白な世界が続いています。展望も何もなく、霧雨も続いているため、早々に高岳を目指します。

高岳

そのまま稜線を歩いていくと、月見小屋との分岐がありますが、天候が悪いため高岳に直進します。

高岳の山頂に到着ですが、やはり真っ白な世界。早々と下山に向かいます。

山頂から少し進むと仙酔峡へ行く分岐点に着きますので、ここから尾根ルートを通り下山します。

下りは石が多く、傾斜もそれなりにあります。黄色のペイントで目印していますが、ぼーっと進んでいると登山道から外れそうになります。しかも今回は石が雨でぬれて滑りやすくなっているため、慎重に足を進めて行きます。

石や岩から緑が増えてきますと、登山口に近づいてきた証です。

人間丈の木の密集地を抜ければ登山口が見えました。ここからは歩く道がいくつもあり、ミヤマキリシマの散策道となっています。ただ、お花はそこまで開花していません。

花酔い橋を渡れば駐車場に戻ってきます。川は水がほとんどありませんでした。

仙酔峡の駐車場へ行くまでに、金色の仏様が鎮座している仏舎利塔があり、ちょっとした目印になっています。

この登山を振り返って

天気がよろしくないのを承知で登りました。スケジュール的にもこの日しかなかったので、やむを得ませんでしたが、案の定ガスで真っ白でした。

今回たまたま登山ルートの解除がありましたが、いつ火山活動による規制があるかわからないので、今行くことができたのは運が良いと思っています。

ルート自体はそこまで難しいところがなく、本来なら稜線から活動している火口を眺めることができたと思います。仙酔尾根は急な勾配のため、慎重に歩む必要があります。今度来る機会があれば、火口をちゃんと見るタイミングを伺いたいです。

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