あだたら高原から安達太良山を周回する【百名山十三座目】

登山
登山百名山

安達太良山は万葉集で歌われるほど昔から認知されてきた山の一つです。また、ゴンドラリフトで標高1,350mまで楽々行くことができ、山頂駅から山頂までは1時間30分と気軽に登れます。また、麓や登山口には温泉があり、冬にはスキー場となるなど、観光地としての側面が強い安達太良山を登ってきました。

・あだたら高原がスタート&ゴール
・ロープウェイは営業時間外のため使用せず
・登りは五葉松平経由で、下りは矢筈森から勢至平へ

2022年5月に行ってきた写真と登山データを掲載しています。
最新の登山道情報は自治体等でご確認ください。

ルート基本情報

行程

日帰り 4時間03分 11.6㎞ 登り879m 下り876m 山頂まで110分

あだたら高原【出発地】~五葉松平~安達太良山~矢筈森~あだたら高原【到着地】

ルート地図及び情報

下記をクリックするとYAMAP地図活動時間などの詳細な情報が見られます。

静かな安達太良山を登る【百名山十三座目】 / bataoさんの安達太良山薬師岳(福島県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ

ルート詳細情報

あだたら高原

あだたら高原は標高950m地点で、駐車台数は1,500台となっています。

早朝のためロープウェイはまだ運行していません。登山口の標識があったため、最初この階段を進んでいきましたが、道がないことに気付き引き返しました。

最初から徒歩で登る場合はレストハウス側の道を進んでいきます登山届も設置されています。

あだたら渓谷自然遊歩道への分岐になります。今回は遊歩道は使用せずに行きます。

標識が出てきますが、登山道ぽくない幅の広い砂利道を歩んでいきます。

ここで五葉松平か勢至平の分岐点です。登りは五葉松平を経由し、下りは勢至平を経由していきます。

ゴンドラの下を歩いたり、ゲレンデを歩いていきます。

徐々に傾斜が強くなっていき、登山道の標識が姿を現します。ここから本格的な登山道です。

五葉松平

岩がゴロゴロしていたり、梯子が設置してあったりと傾斜がかなりあります。

ただ、傾斜がきつい所はすぐに終わり、視界が開けてきます。

するとさっそく五葉松平に到着します。

視界がかなり開けた場所で、安達太良山や鉄山が見えるほどです。

緩やかな傾斜を登っていくと、すぐに今度は薬師岳に到着します。

薬師岳には祠と鐘が設置されており、この地点が八合目となります。

ゴンドラリフトの山頂駅もこのあたりであり、展望が良い場所にベンチや机などの休憩スペースがあります。

登山道もよく整備されており、一部箇所には木道が設置されています。傾斜は緩やかな状態で登っていきます。

安達太良山

道中には分岐点があり、仙女平経由の表登山道へ行く道があります。

雪渓を渡る場所がありますが、斜度は大したことないのでツボ足で通ることができます。

雪渓を過ぎれば山頂が目と鼻の先までの距離になります。

安達太良山の山頂です。ゴロゴロとした岩が山頂にポツンと固まっているため、乳首山ともいわれています。

山頂へは一方通行である標識があり、岩場のため鎖が設置されています。

山頂へはすぐに到着します。山頂にも安達太良山の標識が置いてあります。

山頂からは360度を見渡すことができ、和尚山方面や

船明神山方面、

下山方向である鉄山方面がくっきりと見えます。

山頂から下山するためはしごを降りていきましたが、正規ルートではないところに行ってしまい、無理やり下山しました。

さて、下山は登りと別ルートになるため、矢筈森へ向かいます。

矢筈森

矢筈森までは稜線を歩いていきます。道中ではケルンが形成されています。

硫黄臭がするようになると、沼ノ平の全貌が見えてきます。過去には沼ノ平を横断するルートがありましたが、火山ガスによる事故があり通行禁止となっています。

ここまでくると矢筈森は目の前です。森とありますが、木々が生い茂っているわけではありません。

矢筈森山頂からは鉄山がよく見える位置になっています。

近くには岩石地帯もあります。

あとは峰の辻を経由して下山するだけです。登山道は石がゴロゴロしています。

峰の辻は岩が散らばっている広場で、分岐点になっています。今回はくろがね小屋を経由せずに下山する勢至平方面を進んでいきます。

ルートが分かりやすいように目印が描かれています。これは奥岳へ進むルートという意味合いです。

途中に「友と雪」と彫られた石碑。スキーの練習中に事故があり、その慰霊碑です。

登山道は細くなっていき、がたがたで歩きにくい場所もあります。

ほどなくしてくろがね小屋の登山道と合流し、広い道を歩いていきます。

しばらくすると馬車道(新道)と旧道の分岐があります。馬車道は九十九折で距離が長いですが、その分緩やかで道幅が広いと分かっていたので、今回は馬車道を選択します。

とてもよく整備された砂利道を歩いていくことができます。

途中何度か旧道との分岐があり、せっかくなので途中から旧道を歩いてみます。

旧道は森の中を進んでいくルートですが、途中から道が不明瞭となり、踏み跡も散見されて分かりづらい道でした。

そのため、結局馬車道と合流したときに旧道へ行くことはなくなりました。

川を渡る橋があり、川沿いをあるくあだたら渓谷自然遊歩道がありますが、今回は利用せずに下山します。

途中で登りのルートと合流し、あだたら高原まで戻りゴールです。ちょうどロープウェイが稼働しており、登山客が多くいました。

この登山を振り返って

ロープウェイを使わずとも、特に危険な個所も急こう配もない観光地的な山です。森林限界もすぐにこえることができ、抜群の景色が見られるため、観光地として人気があることも頷けます。

冬場はスキー場となり、緩やかな勾配のため、冬山登山や山スキーも人気があるようで、今度来るとすれば冬の時期にきたいと思いました。

下山後の温泉【あだたら山 奥岳の湯】

あだたら高原にある温泉です。下記に温泉の情報をまとめていますので是非ご覧ください。

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