遊覧船や温泉、冬になればワカサギ釣りにスケートなど、北海道でも有名な観光地である阿寒湖。阿寒湖の周辺にある代表的な山が阿寒岳です。阿寒岳といっても2つの山があり、綺麗な円錐形の山容で阿寒湖の傍にあるのが雄阿寒岳、阿寒湖から少し離れ、オンネトーが傍にあり全体的になだらかな山が雌阿寒岳です。
今回は雄阿寒岳よりも標高が高く、百名山になっている雌阿寒岳に登ってきました。
・雌阿寒温泉から登り、オンネトーへ下る
・オンネトーから雌阿寒岳への道は、傾斜が緩やかだが距離は約3kmと長い
ルート基本情報
行程
日帰り 4時間36分 11.0㎞ 登り997m 下り997m 山頂まで115分
雌阿寒温泉【出発地】~雌阿寒岳~オンネトー~雌阿寒温泉【到着地】
ルート地図及び情報
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雲に挟まれた雌阿寒岳を登る【百名山二十七座目】 / bataoさんの雌阿寒岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
ルート詳細情報
雌阿寒温泉
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真っ白な背景の中スタートです。温泉前は砂利敷きとなっていますが、近くに町営の舗装された駐車場とトイレがあります。他にも登山口近くに未舗装の駐車場があり、計70台ほど停めることができます。
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温泉から道路に沿って北東に歩いていくと、雌阿寒岳への登山口があります。
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登山口に入山届けがありますので、こちらに記入していきます。雌阿寒岳は活火山で、山頂付近でも噴煙が上がっているため注意看板があります。初めはアカエゾマツの林を歩きます。
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平坦な林の中を進んでいくと、傾斜がつき登山道を進むことになります。
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登山道が整備されている証拠でしょうか、1合目の看板が設置されています。
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使うかどうか悩ましいはしご。木の根っこを傷つけないための処置でしょうか。
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すぐに2合目へ。相変わらず林の中です。
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標高1,000mほどに差し掛かると、森林限界となりハイマツ帯を進んでいきます。
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青空が顔を出してくれるようになりました。
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ハイマツ帯にはエゾノマルバシモツケが咲いています。
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太陽がチラチラと姿を現してくれます。
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山頂は雲に隠れたままですが、天候はかなり回復してきました。
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3合目は見落としたようで、4合目に到着です。
雌阿寒岳
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雲海が広がっていますが、上は青空がある訳ではなく、ちょうど雲と雲の間にいます。
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5合目です。登山道に岩の数が増えてきます。
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6合目、7合目と高度を上げていきます。
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7合目には謎のランプが岩に置いてありました。これは夜になると点灯するのでしょうか。
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お隣の山が雲海の中に佇んでいます。方向からしてフップシ岳でしょう。
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いよいよガスの中に突入する標高まできました。
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ガスとの境目がちょうど8合目地点です。
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ご立派な岩稜。風があるためかガスが流れていきます。
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火口周辺である9合目に到着です。
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ガスがあって分かりづらいですが、火口の赤沼です。色は茶色く濁っています。
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やたらと鳥が飛びまわっていたので、火口付近に巣があるのでしょう。調べてみるとイワツバメのようです。
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火口周辺の道を進んでいくと、山頂にたどり着きます。タイミングが悪く、ちょうどガスの中でした。
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山頂がガスで見晴らしもないため、足を進めます。今度は火口に綺麗な青色の青沼が見えます。その奥からは噴煙が上がっています。
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雄阿寒岳方面にある登山道との合流地点です。雲のように見えますが、噴煙を上げているところがありました。雲の向こうには雄阿寒岳が頭を出しています。このままオンネトーへ進みます。
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オンネトーからの登山道にも〇合目の標識があり、整備されていることが感じられます。
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八合目。雲で全景が見えませんが、富士山のような形をしていることから阿寒富士と呼ばれる山です。登ることができる山ですが、ガスがかかっているため、今回は素通りします。
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標高を下げていけば雲の中。
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と思いきや雲がどこかへ流されていきます。
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六合目からは、ハイマツ帯から林の中へと場面が切り替わっていきます。
オンネトー
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登山道は急な場所もありますが、概ね登りの道と変わりありません。
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五合目、四合目と下りていきます。
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三合目、二合目も変わらず進んでいきます。傾斜は緩やかになっています。
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一合目まで来ました。オンネトーまではもう少しです。
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少し角度のある斜面を下ると小川を渡ります。
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あとは平坦な道を行けばオンネトー登山口に到着です。
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駐車場ではエゾシカが堂々と歩いており、かなり人間慣れしています。
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雌阿寒温泉の駐車場に行くため、野営場を通過していきます。
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すぐそばにはオンネトーが。太陽の光が射せばコバルトブルーに見えるそうですが、残念ながら曇りのため、変哲もない湖のままです。
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野営場から木の橋を渡りますと、散策道があります。
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散策道はオンネトーに沿って道ができています。道も起伏が激しい所はありません。
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木道が設置されている場所もありますが、総じてオンネトーへの景観は木々に遮られています。
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雌阿寒温泉と引き続きオンネトー沿いの散策道との分岐点です。ここからはあまり人が踏み歩いていないような道になっていますが、道ははっきりしているため、迷うことはありません。
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3kmほど林の中を歩いていくと、木道がみえゴールを知らせてくれます。
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ゴールの駐車場に到着です。平日でしたが、そこそこ車が停まっていました。
この登山を振り返って
雌阿寒温泉から山頂までは3kmほどしかありませんので、気軽登ることができる山だと思います。傾斜も急な場所は少なく、転倒の心配も低いでしょう。山頂からオンネトーへは5kmほど。距離が長い分傾斜は緩やかです。
どちらも登山道が整備されているので登りやすい山です。山からの景観は雲海が広がっていましたが、雄阿寒岳を拝めるくらいには晴れていて恵まれました。阿寒湖が有名な観光地ですので、そこを拠点に登ることができる山だと思います。
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