くじゅう連山の周辺は阿蘇山や祖母山がありますが、すっ飛ばして霧島連山へ。霧島連山で有名な山といえば、日本神話にかかわりのある高千穂山だと思いますが、最高峰は標高1,700mの韓国岳で百名山としてもこの山となっています。今回はえびの高原からではなく、大浪池から登ったルートになります。
・登山口は大浪池
・韓国岳山頂へのピストン
・大浪池は登りと下りで違うルートを辿る
ルート基本情報
行程
日帰り 8.5㎞ 3時間23分 登り836m 下り836m 山頂まで107分
大浪池登山口【出発地】~韓国岳~大浪池登山口【到着地】
ルート地図及び情報
下記をクリックするとYAMAPで地図や活動時間などの詳細な情報が見られます。
雲海が広がる韓国岳を登る【百名山三座目】 / bataoさんの韓国岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
ルート詳細情報
大浪池登山口
大浪池登山口の駐車場は無料となっており、今回登山口として選んだ最大の理由です。ちなみにえびの高原は有料で、車なら1日500円となっています。無料ですがトイレはあるので不便はしません。
駐車場のすぐ下に登山口があり、登山届はこちらから提出します。バス停もあり、避難豪が待合室のようになっています。この登山口からはトイレがここしかなく、道中の避難小屋は携帯トイレブースとなっているため注意が必要です。
登山道は非常に整備されており、石畳となっていて道幅も十分あります。この道が大浪池園地休憩所まで続き、30分ほどで到着します。
大浪池園地休憩所です。見た目でもわかる通り、きれいな状態で中も同じようにきれいでした。中には大浪池に関する情報が掲載されており、大浪池と呼ばれるようになった伝説の説明があったりと興味深い内容です。
休憩所の近くからは大浪池と韓国岳を眺望することができます。この時はまだ太陽が煌めいており、雲はほとんど山域にありませんでした。
韓国岳へ向かうため、大浪池を右回りで進むことにします。下山時は反対側の登山道を利用し池を一周するようにします。
ここからは道幅が狭くなりますが、勾配は緩やかになっています。
登山道からは所々視界が開ける場所があり、池の全貌や霧島温泉の街並みなどを眺めることができます。
韓国岳避難小屋が見えてくれば左回りの道と合流し、韓国岳へ向かう一本道となります。
韓国岳
最初は緩やかな傾斜ですが、徐々に斜度が増していきます。木道が整備されているのですが、所々破損していたり、老朽化でグラグラしていたりとスリリングな木道です。グラグラな所はピンクテープで目印をしている場合があります。
林を抜ければ視界が広がり、新燃岳などの他の山も見えてきます。また、登山道もザレ気味の道となってきます。
新燃岳は現在も火山活動を続けている山で、噴火口では多くの噴煙が上がっていることが分かります。雲海も徐々に韓国岳まで近づいてきています。
ザレ道を登りゴロゴロした岩を上がった先に山頂はあります。
山頂からは迫力のある火口や遠くの街並みが見えます。
火口へはかなり切り立った形になっているため、転げ落ちれば助かりそうにありません。
えびの高原方面の眺めです。柵が設けられており、かなり整備された道であることが伺えます。
今回は山頂のピストンですので、来た道を戻っていきます。木道があるのですが、一つ一つの段差が高いところがあり、歩きにくいと感じる時があります。
大浪池は登りと反対側のルートで下っていきます。見える景色が多少違いますが、登山道にあまり変化は感じられません。
雲が徐々に空を覆っていき、もうすぐ韓国岳も飲み込まれる寸前でしたので、非常にタイミングよく登山をすることができました。
登山時には車が数台しかありませんでしたが、下山時には多くの車があり、空も白くなっています。
この登山を振り返って
えびの高原という観光地があり、またすぐしたには霧島温泉があるなど、観光資源の一つとして整備されている登山道だと感じました。距離があまりなく、標高差も大きくないため登りやすいです。えびの高原側から登ればもっと整備されているのではないかなと思います。ただ、駐車場は有料になりますが。
山頂に天の逆鉾がある高千穂山など、周囲の山々を縦走できたらと思っていたのですが、時間の都合もあり今回はピストンとしました。機会があれば霧島連山の他の山を登りに行きたいと思います。
下山後の温泉【新湯温泉】
霧島温泉の秘湯です。下記に温泉の情報をまとめていますので是非ご覧ください。
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