南アルプスの中でも山頂が白く、鋭角を形成して異彩を放っている甲斐駒ヶ岳。反対に、3つのカールを形成し、なだらかな山容をしていることから、「南アルプスの女王」という異名もある仙丈ヶ岳。南アルプス北部に位置するこの2つの山を、簡単にかつ同じコースを辿らない行程で歩くために、長衛小屋をベースキャンプ地として1泊2日で登ってきました。
なお、北沢峠へのアクセスは広河原側からはできないため、伊那市の仙流荘からバスに乗車しました。
・スタートとゴールは仙流荘
・宿泊地である長衛小屋はバス停の北沢峠から10分ほどの距離
・車は南アルプス林道バス利用者駐車場に停め、バスに乗って北沢峠へ
・仙水峠から駒津峰までは急登、対して双児山経由の登山道は歩きやすい斜度
・甲斐駒ヶ岳の直登コースは最初の鎖場が核心部
ルート基本情報
行程
1日目 11.2㎞ 7時間13分 上り1,317m 下り1,374m
仙流荘【出発地】~北沢峠~長衛小屋~仙水峠~駒津峰~甲斐駒ヶ岳~双児山~長衛小屋【宿泊地】
2日目 10.6㎞ 5時間00分 上り1,286m 下り1,279m
長衛小屋【出発地】~小仙丈ヶ岳~仙丈ヶ岳~馬の背ヒュッテ~長衛小屋~北沢峠~仙流荘【到着地】
ルート地図及び情報
下記をクリックするとYAMAPで地図や活動時間などの詳細な情報が見られます。
甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳を長衛小屋ベースに登る【百名山四十五、六座目】 / bataoさんの仙丈ヶ岳・双児山・小仙丈ヶ岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
ルート詳細情報
1日目
仙流荘
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仙流荘近くにある南アルプス利用者駐車場ですが、令和4年度から有料となり、5日以内1,000円の駐車料金が発生するようになりました。支払いは仙流荘で下車した後、乗車券売場で支払います。公共トイレは乗車券売り場近くにあります。
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仙流荘から北沢峠までの片道運賃は1,150円ですが、一定以上の大きさ(18Lザック)の荷物は手回り品料金220円加算されます。キャッシュレスに対応した機器があるのですが、北沢峠までの運賃と手回り品料金を含んだ片道または往復券しか購入できません。
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バス停では多くの人が並んでいます。今回は平日でバスも3台出ていたため、余裕がありました。
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仙流荘から北沢峠までは約1時間です。バスの運転手が山の景色を開設してくれます。
北沢峠
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北沢峠にはバス停と案内地図、トイレに小屋泊可能なこもれび山荘があります。
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こもれび山荘前には自販機と無料の水場があります。
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いろんな案内掲示が合って迷うところですが、長衛小屋へは仙水峠へ向かう道を進みます。
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途中仙丈ヶ岳への登山道が2か所あり、水場のある2か所目で長衛小屋に行く道があります。
長衛小屋
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まずは大きなテント場が見えてきます。その奥に長衛小屋があります。定員27名で1泊2食10,100円、素泊り6,800円、テント場は定員200名の1,000円となっています。小屋泊は完全予約制ですが、テント泊は予約不要です。
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テント泊の受付は屋外にある用紙に記入して中の受付を行います。水場はテント場及び小屋前にあり、トイレは小屋横にあります。
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テント場からはすでに甲斐駒ヶ岳の白い山頂がチラ見えしています。
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テントの設営を終えたら、まずは甲斐駒ヶ岳へ登ります。まずは仙水峠を目指しますので、小屋前の鉄橋を渡ります。今回は時間があまりないため、栗沢山経由でなく仙水小屋経由で行きます。
仙水峠
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まずは川に沿った道を歩いていきます。堤防を超えるとき以外はほぼ平坦な道です。
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途中から砂利敷きでなくなります。ロープが設置してある急斜面を登る箇所も。
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丸太の橋を渡り少し登れば仙水小屋に。仙水小屋は宿泊利用者以外は立ち入り禁止となっています。森の中ですが、テント場もあります。
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そのまま森の中を進むとゴロゴロした岩地帯になります。
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岩地帯を抜けると仙水峠に出ます。ここからは甲斐駒ヶ岳えの山頂や摩利支天がよく見える場所です。ここで休憩を取った後、駒津峰までは急さとなります。
駒津峰
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最初は林の中の急坂で広い道ですが、途中から狭くなります。森林限界を
超えれば甲斐駒ヶ岳や栗沢山を眺めることができます。
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急坂を乗り越えると駒津峰となります。広いスペースなので、急坂を登った後の休憩場所として最適です。ここから甲斐駒ヶ岳までは岩場の細尾根となり、距離は短いですが段差の大きい岩場となります。
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栗沢山や奥に続く早川尾根、そして北岳が見て取れます。
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鋸岳はここからだといまいち険しさが伝わってこないですね。
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細尾根の岩場なため、鎖を設置してある個所もあります。ぱっと見はアップダウンの少ない尾根に見えるのですが。
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六万石という大きな岩を過ぎると、直登かトラバースの分岐点になります。今回は直登ルートで登っていきます。
甲斐駒ヶ岳
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直登ルートは初っ端から鎖が設置してある岩を乗り越えていきます。なんならここがこのルートの核心部といっても過言ではありません。
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険しい岩場を攻略するように感じますが、脇に道があったりと割とすんなりと通れます。
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登ってきた道をパシャっと。ずっと急斜面というわけでもない道です。
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途中からは砂地の道を登ることに。岩よりも足場が不安定なので、こちらの方が厄介かもしれません。
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そのうち甲斐駒ヶ岳の山頂に到着。祠には多くのわらじが飾られています。
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鋸岳へは危険を表示する注意看板が。
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今回はそんな危ない場所を行くこともなく、摩利支天に寄り道して下山します。
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甲斐駒ヶ岳は古くから信仰の対象となっているためか、山頂付近にはそれっぽいものが多く設置してあります。
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砂で足場の悪いトラバースに苦戦しながらも、摩利支天へ寄り道していきます。摩利支天への道もトラバースで、最後に登りが待っています。
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摩利支天近くの岩場。垂直に切り立っています。
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摩利支天に着くと、仏教の守護神を表す名の通り、鉾などが置いてあります。
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これは・・・摩利支天なのでしょうか。
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摩利支天寄り道の分岐点に戻ってきました。ここから駒津峰へ来た道を戻ります。
双児山
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駒津峰からの分岐は、双児山ルートを下っていきます。時間帯的に雲が大分出てきました。
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仙水峠ルートとは違い、多少のアップダウンはあるルートです。最初はザレた下りなので、足元を取られないよう注意していきます。
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下り続けると、森林限界の下になり、林の中に突入します。
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少し登って見晴らしの良い場所が双児山になります。甲斐駒ヶ岳の4合目でもあります。
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ここからはひたすら樹林帯を下っていきます。急な斜面ではありますが、ジグザグの道で斜度は抑えられており、歩きやすい道となっています。
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下り続けた先は北沢峠。ここから再度長衛小屋に行き、1日目は終了です。
2日目
小仙丈ヶ岳
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起きると星が瞬いていたので、モルゲンロートのため早朝出発です。北岳の見晴らし台がすぐにあるのですが、真っ暗で何も見えません。
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甲斐駒ヶ岳と同じく〇合目の標識があるので、山頂までの距離の目安になります。
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長谷中学校作のかわいらしい応援看板。
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四合目を過ぎたくらいから道が険しくなった印象です。
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日の出が始まりました。森林限界は超えたいのでペースを上げていきます。
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大滝頭という分岐点に着きました。今回は小仙丈ヶ岳ルートは登りで使い、馬の背ルートは下りで使います。
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六合目でなんとか視界が広がってきました。
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森林限界を超えハイマツ帯になりましたが、もう少し広い場所を求め登っていきます。
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何とか開けた場所で朝焼けに染まる空が見えました。
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アサヨ峰辺りからのご来光に満足したので、引き続き小仙丈ヶ岳を目指します。
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富士山と北岳もチラ見え。何気に標高第1位と2位です。
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小仙丈ヶ岳へは行かなくても済むルートもあるようです。
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小仙丈ヶ岳の山頂です。仙丈ヶ岳のカールがよく見える場所です。
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白峰三山と富士山がよく見えます。
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さて、仙丈ヶ岳を山頂目指し登っていきます。
仙丈ヶ岳
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カールの稜線を歩いていきます。
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途中には八合目の標識が。
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馬ノ背ヒュッテと奥にはギザギザした鋸岳の姿もばっちりです。
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仙丈小屋へ行く分岐点です。小屋は下りで経由します。
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頂上が見えてきました。
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カールの中には仙丈小屋が。
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山頂付近で大仙丈ヶ岳への分岐。そこから塩見岳へ通じる仙塩尾根になります。
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仙丈ヶ岳山頂にたどり着きました。山頂のスペースはそんなに広くありません。
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これは遭難碑でしょうか。山頂に置かれています。
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カールを一周するように仙丈小屋へ下りていきます。
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途中に地蔵尾根への分岐。勝手なイメージですが、冬季に使われているルートだと思います。
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すぐに仙丈小屋に到着します。テント場はないので小屋泊のみとなっています。
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下りは通ってない道である馬ノ背ヒュッテを経由するルートを使用します。
馬の背ヒュッテ
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長衛小屋で見た情報だと、仙丈小屋の水は枯れているとのことでしたが、2か所とも安定して水が出ていました。
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南アルプスによくある高山植物をシカの食害から守る柵です。
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森林限界下になると丹渓新道の分岐。林道へ行くルートのため、今回は使用しません。
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分岐から少し下れば馬の背ヒュッテです。こちらもテント場はなく、小屋泊のみとなっています。無料の水場や休憩所は小屋の裏側に。
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色鮮やかな手ぬぐいは、購入しようかどうか非常に迷いました。
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馬の背ヒュッテを後にし、下っていくと渡渉地点があります。ここでも分岐があり、川沿いを進んでいく重幸新道へ行く道があります。今回は渡渉し大滝の頭へ向かいます。
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トラバース道となって表れるのは藪沢小屋です。人気がないので調べてみると、夏季シーズン以外は無人の小屋として開放されているようです。
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トイレはありますが携帯トイレ専用ブースとなっています。すぐ近くには水場もあります。
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トラバースの道は緩やかですが、道幅は広くありません。
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また、水が流れている場所や鎖が設置してある個所があるなど、案外気の抜けない個所があります。
長衛小屋
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その後は大滝の頭に着き、登ってきた道を下っていきます。北沢峠へ行く道と、長衛小屋へ行く道に分かれているので、長衛小屋近道ルートを下ります。
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登りの時は暗くて見えなかった北岳見晴らし台。確かに山頂の形が分かる絶妙な場所です。
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長衛小屋に到着しました。テント場には人がほとんどおらず、皆登っているようです。北沢峠からのバスは10時発なので、それまでのんびりテントを片付けます。
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北沢峠のバス停のベンチには番号が付けられており、順番に座っていく仕組みです。仙流荘までバスで行き今回の山行は終わりです。
この登山を振り返って
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天候に恵まれた2日間でした。北沢峠にバスが到着する時間が、平日だと始発でも9時くらいになってしまい、甲斐駒ヶ岳の山頂到着時刻が13時と遅かったので、少しガスってしまいましたが何とか持ちこたえてくれました。
甲斐駒ヶ岳へのルートは黒戸尾根や鋸岳から、仙丈ヶ岳は馬の背や地蔵尾根、仙塩尾根があります。どれも長距離であり、甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳を登って周回するコースではないので、今回のコースを選んで正解でした。登山道も整備されており、多くの方が利用するルートだったと思います。その分今後登るコースがたくさんあるということで、次回の楽しみに取っておきます。
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