峠の茶屋から那須岳を巡る【百名山七十一座目】

登山
登山百名山

リゾート地として有名な那須高原にそびえたつ那須岳。正確には那須連山の総称であり、主峰である茶臼岳をはじめとした山々です。那須五岳という主な峰のうち、今回は茶臼岳と朝日岳に峠の茶屋から登ってきました。

・峠の茶屋が登山口&下山口
・姥ヶ平からの茶臼岳は圧巻
・隠居倉から開けた道となり、那須岳の山々の眺望ポイント
・朝日岳から峰の茶屋跡までは岩場で鎖場あり

2022年10月に行ってきた写真と登山データを掲載しています。
最新の登山道情報は自治体等でご確認ください。

ルート基本情報

行程

日帰り 5時間54分 13.9㎞ 登り1,201m 下り1,204m 山頂まで70分

峠の茶屋【出発地】~峰の茶屋跡~茶臼岳~牛ヶ首~姥ヶ平~三斗小屋温泉~隠居倉~朝日岳~剣ヶ峰~峰の茶屋跡~峠の茶屋【到着地】

ルート地図及び情報

下記をクリックするとYAMAP地図活動時間などの詳細な情報が見られます。

峠の茶屋から那須岳を巡る【百名山七十一座目】 / bataoさんの茶臼岳(那須岳)朝日岳(栃木県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ

ルート詳細情報

峠の茶屋

峠の茶屋は広い駐車場ですが、有名な那須高原にあるためか競争率が高い場所となっています。

登山道は公衆トイレのある建物を通った先からスタートです。

※峰の茶屋跡までは下山時の写真を使用しています

峠の茶屋駐車場近辺は道がいくつもあり、分かりづらくなっています。今回は夜明け前だったため、なおさらどの道を行けばいいのか迷いました。

鉱山事務所跡で現在は登山指導センターとなっている建物です。ここで登山届を提出します。

有名な観光地であるためか、複数の言語で登山道が分かりやすく示されています。

山之神の鳥居をくぐった先から登山道が始まります。

峰の茶屋跡

山岳信仰のある山のためか、祠が登山口に祀られています。

各所に標識があり、現在位置を示す番号が割り振られています。最初は

整備の行き届いた階段を登っていきます。

開けた場所まで割と早く、標高1,610m中の茶屋跡の時点で見晴らしがよくなります。

まず現れる山は朝日岳。那須連山の中でも峻険な山です。

道幅が狭く鎖が設置してある箇所がありますが、危険性はほとんどありません。

早速峰の茶屋跡に到着です。建物は避難小屋で、左に行くと茶臼岳、右に行くと朝日岳の分かれ道です。直進して三斗小屋温泉へ降りていく道もあります。ガスの中ですが、まずは茶臼岳を目指します。

茶臼岳

少し歩くと硫黄鉱山跡の分岐点で、牛ヶ首へ行くルートがあります。

登っていくと道に石がゴロゴロし始めました。このお釜口分岐は山頂を通らずロープウェイ駅へ行く道があります。

太陽が顔を出してくれましたが、相変わらず展望はゼロのままです。

山頂へはお鉢を周っていきますが、細尾根のような道ではなく、かなり広々としています。

真っ白な景色のまま茶臼岳山頂に到着しました。山頂部もまたゴロゴロした石で、祠が祀られています。

山頂からロープウェイ側へ下りていきます。最初視界が悪いこともあり、どの方向に道があるか分かりませんでしたが、鳥居の方角に道があります。

少し下っていくと、風下のためかガスを抜けてきました。

周囲の山も視界にとらえ始めます。牛ヶ首への道はこの斜面にあります。

ロープウェイへは柵で広い道が作られていますが、右側の牛ヶ首方面へと足を運んで行きます。

牛ヶ首

雲がすっかりなくなり、朝日が山を照らしています。左のピークは那須五岳の一つ南月山です。

途中に有名な観光地の殺生石へ行くルートがある高雄口の分岐点。さすがにここから行くと距離があります。

牛ヶ首につきました。南月山や奥那須へ行く分岐点です。

茶臼岳の山頂部も雲が晴れ、外輪が見えます。左の白い煙は火山活動の噴気です。

三斗小屋へと行くため、那須高原から見えない奥那須へと入っていきます。

姥ヶ平

下っていくと木々に囲まれ、先ほどまでの展望はなくなります。

緩やかな下り坂を進んでいくと、平坦な場所に出ます。ここが姥ヶ平で、周囲の木が枯れているのは、過去の噴火で枯れたものが残っているためです。

枯れ木に囲まれた平地のため、茶臼岳がよく見えます。噴気がモクモクとでており、えぐれた斜面は那須高原から見る茶臼岳とは別物で迫力があります

ひょうたん池という池があり、寄り道する形ですが木道の先にあります。この木道はかなり地面から高く作られています。

木道から降りて池のそばに行くことはできず、木々が邪魔をして残念ながら池全体を見ることができませんでした。

姥ヶ平からは三斗小屋温泉へ行くにはさらに下っていきます。

途中には沼原へ行く分岐点。三斗小屋温泉はさらに道を下っていきます。

三斗小屋温泉

雰囲気は晩秋の低山を歩いている気分です。

沢を渡る箇所が何か所か出てきます。ここは橋がありますが、ない所もあります。いづれにしても支障が出るほどの水の量ではありません。

峰の茶屋跡からの道と合流しました。ここまでくれば三斗小屋温泉へはもうすぐです。ふかふかな土の平坦な道を歩いていきます。

三斗小屋温泉は隠居倉の火山熱を利用しており、旅館は2軒あります。

三斗小屋温泉にたどり着きました。煙草屋旅館の別館側からお邪魔します。目の前の空きスペースはテント場です。

煙草屋旅館の本館です。今回は素通りしますが、日帰り入浴が1,000円で可能ですが、10~15時までとなっています。混浴ですが、女性専用時間が13~14時と設けられています。宿泊可能で、1泊2食11,000円、素泊り8,000円です。休日やシーズンによって料金が変動します。テント場は7張のみで1人2,200円となっており、3日前から予約可能です。

もう一つの温泉は大黒屋です。こちらも宿泊可能で1泊2食11,000円、素泊り7,000円となっています。テント泊も可能で、1人2,000円です。

テント場は少し上がったところにあります。

テント場の目の前は開けていて展望が良い場所です。ただ、ヘリポートにもなっており、一時的に撤収を求められる可能性があります

隠居倉へ向かう道は温泉神社を通過する必要があります。

隠居倉への登りです。温泉の元となっている噴気が上がっているところを通っていきます。

隠居倉

噴気のかなり近くまで寄ることができます。ただ、硫黄臭が強くなってきますので、あまり吸わないように注意します。

隠居倉まではそう遠くありません。

ただ、山頂に登っていくと勾配がきつくなっていきます。左側に気持ち程度の鎖が設置されています。

山頂近くまで来ると視界が開けて今通って来た道を眺めることができます。さらに奥には南会津の山の地平線が見えます。

隠居倉の山頂に到着です。ここは360度の展望があるビューポイントです。

北側には三本槍岳

東側は朝日岳とそこに至る稜線

そして南側は茶臼岳那須三山すべてを眺めることができる場所です。ここから稜線をたどって朝日岳を登っていきます。

朝日岳

隠居倉から歩いてきた尾根を振り返ります。危険なところはなく展望の良い道です。

日陰の部分は昨日少し降った雨が凍って付着しています。

稜線にぶつかった場所は熊見曽根で、北側は三本槍岳、南側は朝日岳に続く道です。

朝日岳から茶臼岳へ行く道はなかなか険しそうな形をした尾根です。

朝日岳の山頂付近までは緩やかな登りです。こちらからだと峻険なイメージが湧いてきませんが、山頂まで行くと石がゴロゴロした場所になります。

今日のコースは茶臼岳の色んな姿が見れます。ここからは丸みを帯びた山体にしか見えません。

朝日岳の山頂につきました。小さな石の鳥居が置かれています。視界は360度あり、那須周辺を一望できます。

今から峰の茶屋跡まで通る道は険しそうな場所です。剣ヶ峰の巻き道は分かりやすいですが、そこに至る道は反対側や尾根伝いにあります。

剣ヶ峰

朝日の肩から登山道があります。道はザレていて、石や砂で滑りやすくなっています。

危ない箇所には鎖が設置してあります。無くても渡ることができますが、登山者が多いため設置されているのでしょう。

今度は尾根伝いの道にも鎖があり、道を分けるように真ん中に設置されています。

ただ、緩んいるピンがあったりと、あまり頼りにしていくことはかえって危険になりそうです。

先っぽが割れている大きな岩は恵比寿大黒と呼ばれています。さらに奥のピークが剣ヶ峰ですが、山頂は通らず左側を巻いていきます。

朝日岳をみると岩でゴツゴツして急斜面なため、険しさが伝わってきます。

峰の茶屋跡近辺は人で賑わっています。茶臼岳に登るだけならばそこまで距離は長くなく、険しい道もないため遅い時間でも問題ありません。

あとは峠の茶屋への穏やかな道を下っていくだけです。これで今回の山行は終わりです。

この登山を振り返って

那須岳の主峰である茶臼岳はロープウェイで9合目まで行くことができ、峠の茶屋からもかなり短距離となっています。それだけだと物足りないと思い、裏那須を歩いて三斗小屋温泉まで行き、朝日岳へ登っていくというルートにしました。本当は那須三山の三本槍岳へも行きたかったのですが、さすがに距離が長すぎたので行きませんでした。

多くの人は茶臼岳や朝日岳あたりで登山を終えていますが、ぜひ奥那須も歩いてほしい所です。茶臼岳の景色だけであれば、姥ヶ平からの展望が一番様になっていると思います。三斗小屋温泉へ行く人は分かると思うのですが、表と裏の顔を持つ山だと感じます。また、那須五岳を縦走し南北を渡り歩く道も魅力的で、有名なリゾート地の山脈だけあって景観に優れた山でした。

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