キャノンからR8の後継機が発表されました。最もネックだったボディ内手振れ補正が搭載され、使い勝手が増しています。キットレンズに人気の45mmF1.2があり、発売時点から2万円キャッシュバックキャンペーンも実施するため、価格への訴求力に力を入れていることが分かります。キャノンでは同じくスタンダード機のR6とどう違うのか比較していきます。

スペック比較表
| 項目 | EOS R8 Mark II | EOS R8 | EOS R6 Mark III | EOS R6 Mark II |
|---|---|---|---|---|
| 発売日 | 2026年10月29日 | 2023年4月14日 | 2025年11月21日 | 2022年12月15日 |
| 価格(目安) | 275,000円 | 242,000円 | 429,000円 | 319,000円 |
| 最安値 | 213,000円 | 337,000円 | 255,000円 | |
| 有効画素数 | 約2,420万画素 | 約2,420万画素 | 約3,250万画素 | 約2,420万画素 |
| 常用ISO感度 | 100-102400 | 100-102400 | 100-64000 | 100-102400 |
| 最高連写(電子SS) | 40コマ/秒 | 40コマ/秒 | 40コマ/秒 | 40コマ/秒 |
| 被写体検出 | 人物/動物/鳥/車/バイク/列車/飛行機 | 人物/動物/乗り物 | 人物/動物/鳥/車/バイク/列車/飛行機 | 人物/動物/乗り物 |
| 撮影枚数 | 150枚 | 150枚 | 270枚 | 320枚 |
| 最高動画解像度 | 4K/60p(6Kオーバーサンプリング) | 4K/60p(6Kオーバーサンプリング) | 7K60p、7K30p(オープンゲート)、4K120p | 4K60p(APS-Cクロップ) |
| 映像記録 | Log | Log | Log、内部RAW | Log、外部RAW |
| 手振れ補正 | 7.5段 | 非搭載 | 最大8.5段 | 最大8.0段 |
| EVF解像度 | 約236万ドット(0.7倍) | 約236万ドット(0.7倍) | 約369万ドット(0.76倍) | 約369万ドット(0.76倍) |
| モニター | バリアングル(162万ドット) | バリアングル(162万ドット) | バリアングル(162万ドット) | バリアングル(162万ドット) |
| 寸法 | 131.4×90×79.7mm | 132.5×86.1x70mm | 138.4×98.4×88.4mm | 138.4×98.4×88.4mm |
| 重量 | 546g | 461g | 699g | 670g |
| 記録メディア | SD(UHS-II)×1 | SD(UHS-II)×1 | CFexpress B + SD(UHS-Ⅱ) | SD(UHS-Ⅱ)×2 |
※最安値は2026年9月時点の価格です。
EOS R8 Mark IIの特徴

フルサイズカメラ内では小型軽量をコンセプトとしていた初代R8との大きな違いとしては、まずボディ内手振れ補正が搭載されたことです。キャノンのレンズは多くが手振れ補正を搭載していますが、レンズとボディの協調制御によってさらに強力な手振れ補正を得ることができます。また、AFの被写体検出が人間以外に細かな乗り物なども対象となり、飛躍的に性能が向上しています。
そして何より見た目のデザインが大きく変わりました。他メーカーのミラーレスカメラでよく見る直線的な要素を取り入れたデザインになっています。他にはマルチコントローラーが搭載されたことにより、快適な操作性を備えています。

ブラッシュアップされたmarkⅡですが、価格も上昇しています。と言っても、初代から約3万円ほどで済んでおり、R6の時のような大幅値上げにはなっていません。ただ、メカシャッター非搭載、バッテリーが変わらず持ちが悪い、動画性能に大きな変化はない、大きく重くなったなどR6の時ほどの進化は遂げていません。なので、R8所有者が乗り換え必要かと言われると、ボディ内手振れ補正をどれだけ求めているかに寄るでしょう。
EOS R6 Mark IIIとの比較
昨年発売されたR6markⅢは10万円の価格差はあれど、相応の性能を秘めています。画素数は3300万と上昇し、メカシャッターを搭載しています。また、動画は7kやオープンゲート撮影、内部RAW収録できるなど静止画・動画ともに高水準なカメラに仕上がっています。記録メディアも2スロットあり、1つはCFexpress Bであるため、連写時などの処理性能に差が出てきます。
これらの性能を詰め込んだ分重量や大きさは一回り大きくなっているので、これほどの性能が必要ない場合はR8markⅡで十分でしょう。
EOS R6 Mark IIとの比較
一世代前のR6markⅡは今でも十分な性能を有しています。画素数は同じ2420万で連写速度も変わりません。AFは初代R8と同じく前世代のものですが、それでも十分な性能を発揮してくれます。動画性能はRAWを内部で収録できませんが、外部モニター経由で6kのRAW動画を撮影できます。記録メディアが2スロットあることやバッテリーの持ちの良さから長時間の撮影に向いています。
価格も控えめで、多少大きく重くて最新のAF性能を求めていないのであれば、十分購入の選択肢に入るカメラです。中古市場も栄えているので、さらにお安く手に入れることが期待できます。
45mmF1.2のキットレンズとキャッシュバックでさらにお得に
順当な進化を遂げたR8markⅡはフルサイズ入門機としてお勧めしやすいカメラになりました。ボディ内手振れ補正が搭載されAFが強化、マルチコントローラーによる操作性アップなど初代に比べて使いやすくなっています。反面大きく重くなっているがバッテリーは同じで撮影枚数が変わっていないのは残念なポイントです。
手に取りやすいフルサイズ機として力を入れているのか人気のある45mmF1.2をキットレンズにしたり、発売と同時にキャッシュバックキャンペーンを実施しています。ボディだけでも2万円のキャッシュバックなのに、レンズやアクセサリーの同時購入でさらにキャッシュバックされます。RF70-200mm F2.8 L IS USM Zなど新しく高価なレンズもキャッシュバック対象となっているので、このタイミングで奮発するのも良いかもしれませんね。


