名前がおしゃれな雨飾山。妙高戸隠国立公園の西端に位置している山で、標高は1,963mと2,000mに届かない山です。登山ルートは長野県側と新潟県側、火打山からの縦走ルートなど多くのルートがありますが、今回は登りやすいルートである長野県の雨飾高原から登りました。
・雨飾高原が登山口&下山口
・荒菅沢を超えてから笹平までは急な坂が続く
・紅葉の時期(9月下旬~10月下旬)の休日は混雑回避のため駐車規制となる
ルート基本情報
行程
日帰り 3時間51分 8.6㎞ 登り1,059m 下り1,059m 山頂まで120分
雨飾高原【出発地】~笹平~雨飾山~笹平~雨飾高原【到着地】
ルート地図及び情報
下記をクリックするとYAMAPで地図や活動時間などの詳細な情報が見られます。
紅葉の雨飾山に登る【百名山五十六座目】 / bataoさんの雨飾山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
ルート詳細情報
雨飾高原
雨飾高原の登山口周辺は、紅葉時期の混雑を回避するため、休日に駐車規制が行われています。
駐車場は登山口と少し離れたところに第2駐車場があります。登山口にはトイレや休憩所、飲み物や携帯トイレの自動販売機、靴洗い場等充実しています。
あまり混雑してしまう前に登頂するため、闇夜のうちから登山開始です。
下山時に撮った場面ですが、最初は木道を歩いていきます。分岐しているところがありますが、どちらを選んでもすぐに合流します。ただ、右側のほうが整備されているので、左の道を選ぶ必要は特にありません。
山頂までの距離標識がポツンポツンと登山わきに建っています。
距離が短いルートのため、登るときは緩やかではなくがっつり登っていきます。
笹平
ブナ平とありますが、特別平原が広がっているわけではありません。
途中に携帯トイレブースがあります。携帯トイレは登山口の自動販売機で購入できます。
このルート唯一の渡渉地点である荒菅沢です。増水時でもなければ危険なな個所ではありません。
川の上流を眺めると、目指すべき山頂がみえます。
荒菅沢を過ぎてからは急登となり、木階段やロープが設置されている個所を登っていきます。
視界が開けると最後の登りである岩場が待ち構えています。ここを登り切れば笹平です。
笹平までくれば登りは山頂直下だけなので、それまでは平原を楽しめます。
火打山までつながっている登山道の分岐点もあります。
笹平は名前の通り笹の主張が激しい道です。
雨飾山
途中の分岐点は新潟県側の雨飾温泉に下る道。距離は短いルートですが、その分ずっと急登です。
この標識にある距離は、登山口からの距離を示しているようです。
謎の槍と山頂の組み合わせ。紅葉で色づいています。
短い坂を登りきると山頂です。最初に北峰へ足を踏み入れます。
石祠や石仏が置かれています。奥には北アルプスが鎮座しています。
北峰から近距離にある南峰です。あそこに山頂標識や三角点があります。
雨飾山の山頂に到達しました。
標識の根っこには登山道整備の協力金募金箱が設置されています。
山頂は360度のパノラマです。笹平方面は焼岳や火打山が小さく見えます。
北を見れば糸魚川市や日本海が。天気が良ければ能登半島も見えるほどです。
思っていたより寒いので下山していきます。ここを落ちていけば荒菅沢までつながっているので、大幅なショートカットができるのですが。
紅葉の時期だけあって駐車場は満車です。第2駐車場は空いていました。これで今回の山行は終わりです。
この登山を振り返って
平日でしたが、そこそこの人とすれ違うくらい人気がある山でした。雨飾山への最短ルートピストンということもありますが、紅葉の時期という要因が一番大きいかもしれません。紅葉はやはり近づくと枯れている個所が多く感じましたが、遠目から見ればそこまで気になることはないくらいです。
ルート上の危険個所は増水時は危険であろう荒菅沢の渡渉くらいでしょうか。急坂はありますが、滑落するような個所はないので、比較的気軽に登ることができるルートだと思います。登山口までのアクセスも、そこまで狭い道を走ることはないので、気を楽にして車を運転できます。気になるルートは金山を経由して火打山まで行くルートですが、登山口と下山口がもう少し近ければ計画したい道です。
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