他の山と一緒に登ろうと考えていた焼岳。令和4年7月までは噴火警戒レベルが2であったため、山頂までの登山道が規制されていました。レベルが1になったことで規制が解除されましたが、令和4年中は新穂高側からの中尾温泉ルートが工事により通行禁止のため、新中の湯ルートで登ってきました。
・新中の湯登山口がスタート&ゴール
・整備された登山道だが樹林帯は日当たりが悪くドロドロ
・山頂からは北アルプスから富士山までの360度パノラマ
・南峰は踏み跡があるが立入禁止
ルート基本情報
行程
日帰り 3時間58分 7.4㎞ 登り909m 下り903m 山頂まで105分
新中の湯登山口【出発地】~焼岳~新中の湯登山口【到着地】
ルート地図及び情報
下記をクリックするとYAMAPで地図や活動時間などの詳細な情報が見られます。
中の湯登山口から焼岳を登る【百名山五十座目】 / bataoさんの焼岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
ルート詳細情報
新中の湯登山口
新中の湯登山口駐車場は狭く、休日の天気の良い日だったので路駐が当たり前でした。
ギザギザの山は明神岳でしょうか。陽の光で先っぽが明るくなっています。
焼岳が活発な活火山であることが大きく表示されています。
本当は新穂高側から登りたかったのですが、道路が災害復旧工事のため通行止めとなっています。
最初は草木の生い茂った林の中を進みます。足元は日当たりが悪いのかドロドロです。ただ、傾斜は強くないのでテンポよく登ることができます。
標高2,000m付近でまずは南峰が見えてきます。
葉は少し秋に染まりつつあります。
広い休憩スペース辺りで半分くらいの行程でしょうか。
北峰も顔を出してきました。ここまでくると、足場が岩や石に変貌します。
焼岳
森林限界を超えて乗鞍岳まで見えてきました。
北峰の隣から噴気が上がっています。紅葉チックになっていますが、よく見ると枯れかけている葉もあります。
立入禁止となっている南峰と火口湖。ただ、明瞭なふみ跡がありますので、南峰に行く人もちらほらいます。
北峰は噴気が上がっていますが立入禁止ではありません。ただ、あまり近づきすぎないようにします。
ちょっとした岩場がありますが、手を使うほどのところはありません。
登った先には 北アルプスを代表する穂高岳から槍ヶ岳を眺望できます。
最後の登りです。ここにも岩にペイントしてあり、危険な場所などを知らせてくれます。
焼岳山頂に到着しました。平らなスペースがあって、多くの人が休憩できます。山頂は360度の視界があり、多くの名峰たちを眺めることができます。
笠ヶ岳は新穂高から丸見えです。
穂高岳から槍ヶ岳まで。
霞沢岳が大きく映ります。
南峰と火口湖。その奥には白山が雲海から突き出ています。
岩の先には乗鞍岳。左奥は中央アルプスかな?
南アルプスの奥に小さく富士山が出ています。
焼小屋への道。時間がありますが、人も多いので一足先に下山します。
気温が上昇しきる前に戻りたいですね。
下山中も多くの方とすれ違ったので、登山口に戻ってきたら路駐の台数も増えていました。
この登山を振り返って
思っていた以上に距離が短く、そして歩きやすい道でした。上高地に近く、観光的な側面が強いためでしょうか。山頂からは北アルプスの有名な山が望めるので、そういった面でも人気の高さは頷けます。
ただ、今年は新穂高側から登ることができないこともあると思いますが、駐車場のスペースがほとんどないので路駐になっても仕方ない部分はあります。
駐車場問題さえクリアできれば、難所もなく気軽に北アルプスを感じることができるので、初心者にお勧めする山の一つです。
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