独立峰としては富士山に次いで2番目の高さを誇る御嶽山。また、古くから信仰の対象となっており、三霊山の1つとして挙げられることもあるくらいです。
2014年の噴火後は山頂周辺に規制がかかっていましたが、ここ最近は剣ヶ峰まで登ることが可能となっています。7合目まではロープウェイが開通していますが、早朝出発のため黒沢口の6合目からスタートしました。
・黒沢口登山道がスタート&ゴール
・最も古い登山道の黒沢口は歩きやすく整備されている
・8合目から視界が開ける
・三ノ池から八合目女人堂までは渡渉有のトラバース
ルート基本情報
行程
日帰り 6時間20分 14.5㎞ 登り1,547m 下り1,548m 山頂まで140分
黒沢口【出発地】~8合目女人堂~御嶽山~摩利支天山~三ノ池~8合目女人堂~黒沢口【到着地】
ルート地図及び情報
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御嶽山の御池を巡る【百名山五十一座目】 / bataoさんの摩利支天山・御嶽山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
ルート詳細情報
黒沢口
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黒沢口の駐車場は広くありません。そのため休日で晴れた日は路駐が発生するくらいです。トイレがありますが、お手洗いの水が出ませんでした。
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日の出の気配を感じて出発です。
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信仰の厚い登山道だけあっていたるところに祠や仏像が立っています。
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この飯森小屋八海山支店には入れません。少し登ったところに山小屋があります。
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ロープウェイと合流しました。6合目から7合目まで標高差約300m、距離約1.2㎞なのでロープウェイを使うか微妙な距離です。
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すぐそばに行者山荘がありますが、早朝のためまだ開店していません。
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覚明行者場跡があり、信仰の厚さが伺えます。
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百閒滝への分岐。増水時は注意とのことです。
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陽の光が森にも差してきました。8合目までの距離を表示してくれる看板があるので、ペースづくりに助かります。
8合目女人堂
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徐々に視界が開けてきます。中央アルプスが浮かび上がってきました。
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紅葉がぽつぽつと出てきています。が、近づくと枯れ始めている葉が…
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8合目女人堂に着きました。こちらも早朝のためまだ本格的に営業していません。宿泊可能で、1泊2食9,500円、素泊り6,000円です。
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村杖洗いの石があります。そばに立っている石像はオリジナルキャラクターなのでしょうか。
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古くない鳥居などが設置されています。
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山が秋の雰囲気に変わってきていました。
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このまま9合目に進みます。
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遠方には北アルプスや乗鞍岳。槍っぽいものが見えます。
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登りと下りの丁寧な距離看板が一定間隔で置いてあります。この看板から1合あたりの距離は約1,300mみたいです。
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仏像と鐘が道中に。大小含めるとかなりの数が御嶽山全体に設置されています。
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最後の石段を登って9合目石室山荘に到着しました。定員は100名で1泊2食10,000円、素泊り6,000円です。
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中は畳で休憩できるスペースがあります。
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石室山荘を抜けて山頂を目指します。この石坂を登り切ればあとは緩やかな道だけになります。
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途中三ノ池への分岐があります。剣ヶ峰登頂後に行きますが、この分岐は使用しません。
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あとは山頂までのなだらかな道を歩いていくだけです。
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二ノ池は火山灰で埋まっています。
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山頂直下には噴火後に新設された多くのシェルターが設置されています。
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シェルターの横に噴火の慰霊碑と山頂への階段が。
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慰霊碑には噴火の記録と銘文が刻まれています。
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階段を上ると剣ヶ峰山頂です。いつの間にか標識が新しくなっています。奥には埋まっている一ノ池があります。
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山頂にもかまぼこ型シェルターがあります。ここからは3~5の池を巡る道を進みます。
摩利支天山
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まずは埋まってしまった二ノ池への登山道を進みます。一部は何とか水が残っているようです。
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二ノ池の畔に建っている建物が二ノ池山荘です。1泊2食11,000円、素泊り8,000円です。
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噴火前はこちら側からも一ノ池経由で剣ヶ峰へ登頂できましたが、現在はまだ通行禁止の状態です。
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まずは賽の河原へ下っていきます。
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途中に小屋が見えますが、そこは二ノ池ヒュッテです。1泊2食11,000円、素泊り7,700円となっており、追加料金で個室にすることができます。
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二ノ池ヒュッテをスルーし、賽の河原から白滝避難小屋へのゆるやかな登り返しを進みます。賽の河原には積まれた石が点々とあり、石積みがされたようになっています。神秘的な姿も紅葉で少し華やかに感じます。
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白滝避難小屋の近くには御嶽山三の池白龍教会初代館長の銅像が建っています。これだけ有人の山小屋があるので、わざわざこの避難小屋を使うことは少ないでしょう。
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摩利支天山への道途中には落石するなとの注意書き。石が多くざれていますが、落石するほどの急斜面ではないような。
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道の途中に展望台があります。見晴らしは良いのですが、展望台から摩利支天山への道へ戻る場合はこの分岐に引き返してくることになります。
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展望台にも何やら設置してあり、お供え物の瓶が横たわっています。
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摩利支天山の道は細く岩が多い所なので、すれ違いが困難な場所です。山頂側を通るので、二ノ池ヒュッテや御嶽山山頂が見渡せるポジションを歩いていきます。
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摩利支天山の山頂に到着しました。ここも360度見渡せる場所になっています。
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遠くには白山の姿が見える場所です。
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摩利支天山の道を戻り、摩利支天乗越から三ノ池へ下っていきます。
三ノ池
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目下には五ノ池と小屋、奥には継子岳あります。ガレ場を通るので足元に注意しながら下っていきます。
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見えづらかった三ノ池もドンと姿を現してきました。
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五ノ池小屋は名の通り五ノ池の畔に建っています。
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五ノ池小屋の特徴として、3つのテラスがあります。パラソルがあり寝転がることができるテラス、カウンターテーブルと椅子があるテラス、畳があるテラスです。1泊2食13,000円で素泊りは令和4年度から受け入れをいったん休止しています。
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大龍霊神という石碑と祠があり、この辺りが飛騨頂上のようです。
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五ノ池小屋から三ノ池の外周を回るルートがあるので歩いていきます。
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三ノ池の反対側は四ノ池。水はなく枯れ果てています。
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三ノ池と山頂が一緒に入らないか試していました。微妙に見えるような違うような。
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八合目女人堂までのトラバースしている道が分かってきました。近そうに見えて案外…
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開田口との分岐点に来ました。開田高原キャンプ場まで行けるようです。三ノ池の近くまで行く道もあります。
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これは一応避難小屋になるのでしょうか。
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女人堂までの登山道へは早速注意看板。落石もそうですが渡渉地点があるので、通行可能か事前に確認しておいた方が無難です。
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注意書きの通り落石がありそうな場所をトラバースしていきます。
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トラバースの道はあまり高度を下げませんが、下るときは木階段で一気に下げます。
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この渡渉地点は増水していると渡ることは困難でしょう。
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見晴らしの良い桟道を渡っていくと、紅葉に染まりつつある森の中から女人堂の屋根が見えてきます。
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紅葉の眺めは9合目を眺めるこの辺りが最高でした。
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女人堂に戻ってくると営業していて、天気が良いので登山客もぽつぽついます。あとは登ってきた道を下っていきます。
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七合目行場山荘も開店しており、名物のちから餅を皆さん食べていました。
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登りは暗くて気づきませんでしたが、駐車場の案内標柱が建っています。ただ、今回停めた場所とは別の駐車場につながっている道です。これで今回の山行きは終わりです。
この登山を振り返って
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御嶽山で最もメジャーで歴史のある道だったので、とても歩きやすく整備されていました。御岳ロープウェイは便利ですが、旭岳や木曾駒ヶ岳のように標高差がほとんどないので、登山者よりも観光客向けのような気がします。
摩利支天や三ノ池までも危険な個所はないですし、御嶽山の違った風景が楽しめます。ただ、三ノ池から女人堂への道は大雨や残雪時はかなり危険な道になると思いますので、この道だけ注意しておくことが大事です。
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