綺麗な円錐の形をしている独立峰であることから、蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山。ほかの名称として、日本書紀に記されていることから由来する後方羊蹄山(しりべしやま)、アイヌ語でマッカリヌプリがあります。
今回は4つあるコースのうちの1つ、京極コースから登っていきます。
・京極登山口がスタート&ゴール
・山頂付近までは一本道
・山頂の火口を一周
ルート基本情報
行程
日帰り 6時間31分 12.1㎞ 登り1,695m 下り1,692m 山頂まで160分
京極登山口【出発地】~羊蹄山~京極登山口【到着地】
ルート地図及び情報
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雪のない羊蹄山を登る【百名山二十二座目】 / bataoさんの羊蹄山(北山)・羊蹄山・真狩岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
ルート詳細情報
京極登山口
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北海道の広い田畑に登山口の駐車場があります。そのためか駐車台数は10台ほどとかなり少ないです。また、トイレはないため、最も近い場所である道の駅名水の里きょうごくまで行く必要があります。
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ここから山容全体が拝めます。駐車場に入山届けがありますので、記入していきます。北海道のため、ヒグマ注意の看板が。今年度は山頂の御鉢の中で目撃情報がありました。わきの砂利道をまずは進んでいきます。
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砂利道が終われば登山道の始まりです。
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背丈以上の雑草が生い茂っていますが、道はなんとか分かります。
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一合目に到着です。〇合目という看板が逐一あり、小さく赤字で一言添えられています。頂上めざしてガンバロウ。
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二合目までは同じく森の中を進んでいきます。マナーを守って楽しい登山。
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三合目です。標高を上げるにつれて、徐々に斜度が上がっていくことが実感できます。無理せずにまず一服。
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四合目の看板はなぜか2枚あります。この辺りから斜度がきつくなっていき、登りにくい場所が出てきます。タバコで燃やすなこの自然。
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全く展望のない中でしたが、木々の隙間から町の景色が見えるようになってきます。
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五合目は見当たらず六合目。斜度がきつくさすがに休憩をはさみます。
忍耐の一歩努力の前進。
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隣を見ると雪渓がありますが、ここを登ることはありません。
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ただ、ちょっとばかしの雪は残っています。
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七合目の看板も2つありますが、どうやら破損したので新しいものを取り付けた模様。足もとに気をつけて。なお、足もとよりもちょうどよい高さに木が張り出しており、頭上の木に何度もぶつかったので、顔を適宜あげながら進むことをお勧めします。
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八合目まで来ると景色が開けてきます。高山植物を大切に。
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火口手前の石がゴロゴロしているザレ場があります。急な斜面の上、足場がザレており不安定なため、この場所が最も難所でした。
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九合目。もう一息だ。
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火口にたどり着きました。まずは山頂へ先に向かうので左へ進みます。
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火口にはまだ雪が残っています。下りることは禁止されています。
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先っぽに標識が立っているのが見えます。真狩岳は気付かずに通り過ぎたようです。
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岩場を進んでいくと山頂に到着です。この日が天気が良かったため、どこまでも見渡すことができます。
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遠くの洞爺湖がはっきりと見えます。
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山頂から火口をぐるっと一周するため、険しい岩場を歩いていきます。
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岩稜地帯を過ぎれば歩きやすい道になります。
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真狩登山口や避難小屋に下りる分岐です。避難小屋は有料で、令和4年度は6月11日~10月10日まで管理人が常駐しています。
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避難小屋までは思ったより距離があるので、今回はスルーします。右側奥はニセコアンヌプリ、左奥は昆布岳かな?
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ここは急避難小屋跡地です。ここも倶知安登山口へ行くか、山頂方面へ行くかの分岐となります。
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山頂方面は雪が残っていましたので、せっかく?なのでこちらから行きます。
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火口の中を通るルートですが、北山は周りにあるので、ここから向かいます。
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探しながら北山を歩いていたのですが、標識が見当たりませんでした。調べてみると、そもそもなかったようです。
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火口を一周したので、同じ道をたどり下山します。徐々に雲が侵食してきているため、速足で進みます。ただ、山頂付近のザレ場は慎重に下りました。
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京極登山口まで戻ると、空が真っ白になっていました。平日ということもあり、京極ルートでは1人しかすれ違いませんでした。
この登山を振り返って
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北海道の山に初めて登ってみましたが、本州と全く違うかといわれると、そんなことはありませんでした。山についての標識があり、登山道もよく整備されています。
京極コースは登山口からほぼまっすぐに山頂を目指すため、距離は短いのですがその分傾斜が徐々に強くなっていきます。登山道も段差のある斜面や木がちょうどよい高さにあり、ついつい頭をぶつけてしまうなど徐々に歩きにくくなります。特に火口に到達する直前のザレ道は、急な斜面で足場がすぐに崩れるので注意が必要です。
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