2018年に発売したLUMIX TX2の後継機であるTX3が発表されました。大きな変更点としてはファインダーが廃止され、microUSBからUSB-Cとなったことのみです。ただ、TX2が販売終了となっているので、新品を入手可能になります。このコンデジが他のカメラと比べてどういった性能の違いがあるのか比較してみます。
スペック比較
| 項目 | LUMIX TX3 | RX100 VII | G7X Mark III | DC-TZ99 | Canon SX740 HS |
|---|---|---|---|---|---|
| 発売日 | 2026年5月21日 | 2019年08月30日 | 2019年8月1日 | 2025年2月20日 | 2018年08月30日 |
| センサーサイズ | 1型 MOS | 1型 積層型 CMOS | 1型 積層型 CMOS | 1/2.3型 BSI CMOS | 1/2.3型 BSI CMOS |
| 有効画素数 | 約2010万画素 | 約2010万画素 | 約2010万画素 | 約2030万画素 | 約2030万画素 |
| ISO感度 (静止画) | ISO 125–12800 | ISO 125–12800 | ISO 125–12800 | ISO 80–3200 (拡張 6400) | ISO 100–3200 |
| RAW撮影 | あり | あり | あり | あり | なし |
| 焦点距離 (35mm換算) | 24–360mm | 24–200mm | 24–100mm | 24–720mm | 24–960mm |
| 光学ズーム倍率 | 15倍 | 8倍 | 4.2倍 | 30倍 | 40倍 |
| 開放絞り | f/3.3–6.4 | f/2.8–4.5 | F/1.8–2.8 | f/3.4–6.4 | f/3.3–6.9 |
| レンズブランド | Leica | Zeiss | Canon | Leica | Canon |
| 動画性能 | 4K 30p | 4K 30p | 4K 30p | 4K 30p | 4K 30p |
| 液晶モニター | 3.0型 184万ドット | 3.0型 92万ドット チルト | 3.0型 104万ドット チルト | 3.0型 184万ドット 180°フリップ | 3.0型 92万ドット 180°フリップ |
| EVF | なし | 235万ドット EVF | なし | なし | なし |
| 連続撮影速度 | 10fps | 20fps | 30fps | 10fps | 10fps |
| サイズ | 111 × 66 × 45 mm | 102 × 58 × 43 mm | 105 × 61 × 41 mm | 112 × 68 × 43 mm | 110 × 64 × 40 mm |
| 重量 | 295 g | 302 g | 304 g | 322 g | 299 g |
| USB充電 | USB-C | Micro USB | USB-C | USB-C | Micro USB |
| 定価 | 128,700円 | 209,000円 | 121,000円 | 79,200円 | 77,000円 |
| 最安価格 | 128,700円 | 167,000円 | 157,000円 | 67,000円 | 79,000円 |
コンデジの中でも高倍率ズームレンズを採用したものを比較対象としています。
LUMIX TX3の特徴
1型センサーというコンデジとしては大きなサイズであるため、光が少ない環境でもある程度耐えることができます。ただ、F値は大きく思ったより暗い場所での撮影が難しくなるでしょう。焦点距離は24‐360mmの15倍ズームで、風景から野生動物の撮影などあらゆる場面に対応できます。また、新たにUSB-Cが搭載されスマートフォン等と同様のケーブルを使いまわししやすくなりました。
反面、前機種にはあったファインダーが無くなったことにより撮影し辛い状況が増えています。モニターが固定のため、ローアングル撮影も難しい設計です。また、価格もインフレや円安の影響があるとはいえ大幅に上昇しています。場合によっては前期種を好む人もいるでしょう。

RX100 VIIとの比較
ソニーの高性能コンデジで、同じ1型センサーですが積層型であり、20コマ/秒の高速連写にブラックアウトフリー撮影が可能で、AFはリアルタイムトラッキング可能等一眼カメラにも劣らない性能です。焦点距離は24-200mmと望遠端が比較すると短くなっていますが、日常風景なら200mmで十分です。その分F値は2.8スタートと比較して小さく、大きなボケや光量を稼ぐことができます。モニターは180°チルト式でローアングルや自撮り撮影に便利な機能となっています。
このカメラにはファインダーが搭載されていますが、ポップアップ式で少し癖があります。また、モニターのドット数が92万と頼りないため、ファインダーを使用する機会は多いでしょう。USB-CではなくmicroUSBなため、コードを多く持ち運ぶ機会が多くなるのは注意が必要です。2019年発売ですが価格が定価で約20万円と高く、最安値でも16万円以上します。また、中古市場もそこまで安くないため、高性能だが高価格のコンデジという立ち位置になります。

G7X Mark IIIとの比較
キャノンのコンデジでこちらも同じく1型センサーと約2000万画素となっています。焦点距離は比較的狭く24-100mmですが、F値が1.8-2.8とかなり大きくボケや夜間撮影に強くなっています。連続撮影はバーストモードで30コマ/秒と高速で、さらにボタンを押す0.5秒前から撮影できるプリ撮影機能を備えています。2019年発売ながらUSB-Cに対応しているので、ケーブル類で迷うことはありません。
モニターは180°チルト式でローアングルや自撮り撮影に便利な機能となっていますが、104万ドットと明るい場所では撮影し辛いことがあるでしょう。また、新品を定価で入手することが難しく、中古価格も定価を上回っているため、購入し辛い状況です。
焦点距離が比較的狭いことや価格を覗けば、総じて高性能なコンデジであり望遠がそこまで必要のない場合、強力なカメラになります。
DC-TZ99との比較
同じパナソニックから発売されているコンデジで、センサーサイズが1/2.3型とかなり小さくなっています。そのため室内や夜間撮影はかなり難しいですが、焦点距離が24-720mmと超高倍率でかなり遠方の場所まで撮影が可能です。モニターも184万ドットでチルト式なので、自撮りやローアングル撮影を行いやすくなっています。
センサーサイズが小さいこともあって価格は6~7万円台とかなり抑えめ。2025年に発売されたばかりということもあり、価格は安定しています。日中の屋外であれば十分な機能を発揮してくれるでしょう。
SX740 HSとの比較
キャノンのコンデジでセンサーサイズが1/2.3型と小さく、光量の少ない所では適さないカメラです。反面焦点距離は24-960mmとズーム倍率が40倍とほとんどのものを撮影することができます。モニターも184万ドットでチルト式なので、自撮りやローアングル撮影を行いやすくなっています。
こちらも価格は低めなのですが、供給が追いついておらず、定価よりも高い金額で取引されています。
新たなコンデジの選択肢
前機種からほとんど変わっておらず、人によってはファインダーが無くなったため劣化と捉える人もいるかもしれません。ただ、コンデジの新たな選択肢であることに変わりなく、必要十分な機能を備えています。
それぞれのコンデジは価格と性能が近いですが割とばらけているので、よく吟味して選べると良いですね。
