アウトドアに出かけるときに帽子は必須だと思いますが、頭の大きい私はしっくりくる帽子がなかなかありませんでした。
そこで出会ったのがRIDGE MOUNTAIN GEARのBasic Cap。大手メーカーの防止と比べて少々値が張りますが、その分の価値があり、今では派生商品含めて4つも所有しています。
それでは実際に使ってみた感想や派生商品についてレビューしていきます。
・ワンサイズだがサイズ調整可能
・小さく折り畳むことができる
・メッシュ生地や冬季用の派生商品があり、カラーバリエーションも豊富
RIDGE MOUNTAIN GEAR
このブランドはULのギアで有名な山と道に勤めていた方が独立したガレージメーカーです。
ブランドコンセプトは「山と街の境界線を無くしたい」。山と日常で過ごす服などは別々になりがちで、小さなストレスになりますが、境界線を無くしシンプルに過ごすという思いが製品に詰まっています。
スペック
素材 | 本体部分:ナイロン100% 汗止め部分:ポリエステル100% |
サイズ | ワンサイズ |
深さ | 深さ:約17.5㎝ ヒサシ長さ:約6㎝ 頭周り:約59㎝(調整可能) |
重量 | 約48g |
生産者 | 香川県観音寺市 ㈱島田 |
キャップの本体部分には東レのStunnerという特殊ナイロン素材を使用することにより、撥水性や防風・透湿性があります。肌触りはナイロンとコットンの混紡のような感触です。
汗止め部分はCOOLMAX®ファブリックを使用しており、吸水速乾性に優れています。
サイズ感
隣にあるノースフェイスはつばの長さが約7㎝、頭周り57㎝程のもので、頭周りは小さめですが、つばの長さは標準くらいの帽子です。こうしてみると、ベーシックキャップのつばの長さが短めなのが分かります。
被り方にもよりますが、日差しは十分遮ってくれるつばの長さです。それでいて風の影響を受けにくい絶妙な長さ。
頭周りが大きい私(60㎝)でも被れます。素材が多少伸びるので、ジャストフィットする感じがあります。
頭周りが小さい人は後ろで調節できるようになっています。頭周りが小さな方はゴムで調節すると、後ろが少し膨らんだようになります。
収納性
かなり小さく折り畳むことができます。小さなポケットにも入るので、着脱が容易です。
カラー展開
カラーは「Grey」、「Deep Navy」、「Black」、 「Karekusa」、「Mocha」、「Hozuki」、「Beige」の7カラーもありますので、服に合わせていくつか持っておいても良いでしょう。
さらに本体とヒサシ部分で色が違うBasic Cap Bi Colourも6カラーあり、コーディネートに合わせていくつか持ちたくなります。
おすすめポイント
・何といっても頭周りの大きい人にはぜひおすすめ。頭周りの大きい私が満足しましたから。
・小さく畳めることによる収納性の高さ。帽子を被りたいときにはサッと、脱ぎたいときにはスッとポケットに入れられる手軽さがあります。
・・ブランドコンセプト通りのシンプルな形状。アウトドアだけでなく、日常でも使いやすくなっています。カラーも豊富なのでコーディネートしやすくなっています。
よって頭周りが大きく、普段使いも視野に入れている人にはおすすめしやすい帽子です。
気になるところ
・真夏時はさすがに暑さを感じる。
・価格は7,600円と少々お高め。
・人気商品のため入手機会が少ない。
帽子というと5,000円以下の印象があります。その分良い素材と造りだということにもなります。
また、人気商品なので、通販ではすぐに売り切れたり、公式HPで予約販売を行ったりしています。最近は落ち着いたのか、通販サイトで買えるくらいの余裕が出てきました。
派生商品
Basic Capを素にメッシュ生地や冬用のウール素材など、いくつかの商品がありますので紹介していきます。
Mesh Basic Cap
汗をかいて頭が蒸れないよう後頭部がメッシュ生地になっています。夏におすすめ。カラーはGrey、Black、Oliveの3色。
Hempish Basic Cap
一見Basic Capと変わらないように見えますが、リサイクル素材となっており、ストレッチ性や防シワ性が向上しています。
素材はポリエステルですが、肌触りは麻のような感覚。シワになりにくく、麻のような見た目と肌触りが好みの帽子です。カラーはSand BeigeとCoast Greyの2色。
Merino Flannel Basic Cap
ベーシックキャップの形をそのままにメリノウールを使用したバージョンです。耳当てがない分街で使用していても違和感が無く、保温や通気性、抗菌などメリノウールの特性が受けられます。秋や冬などの街でも使いたい方におすすめです。
Corduroy Basic Cap
ポリエステル100%のトリコットコーデュロイを使用した秋冬用のベーシックキャップです。特徴的なのは見ての通り畝のような凹凸があり、ここに空気が溜まり高い保温性を生み出しています。ストレッチ性もあり化学繊維なのでお手入れも簡単です。保温性を有していることとコーデュロイ特有の変わった模様があるので、秋冬の街で着用するのにおすすめです。
Grid Merino Earmuff Cap
冬用に開発されたBasic Cap。メリノウール100%の素材で高い保温性と通気性があります。
冬には欠かせない耳当てもあり、必要ない場合は上に折り返すことでBasic Capの形になります。
ニット帽と比較すると、前つばがあるのが最大の特徴です。冬でも晴れるときはあるので重宝しています。カラーはHeather Grey、Black、Charcoal、Indigoの4色です。
Fleece Earmuff Cap
この帽子も耳当て付きの冬用ですが、素材は化学繊維のPolartec® Wind Pro®を使用していて、お手入れしやすく撥水性もあって水に強くなっています。帽子部分と耳当て部分でカラーが違い、バリエーションもあるのでおしゃれに見えます。
素材の特性上、防風性や撥水性は向上しますが、通気性は少なくなります。反対の特性を持つGrid Merino Earmuff Capとは使い分けができ、低山の穏やかな日はGrid Merino、開けた場所で風が強い時はFleeceを着用といった具合です。
着用してみた感想としては、ストレッチ性があるためか、耳当てが収納状態でも帽子が耳に少しかかります。生地は厚みがあるので丈夫に感じ、耐風性が増しています。公式で紹介されている通り、停滞が多くより保温性を求める方にはおすすめです。
Enough Hat
Basic Capは前つばのみのキャップ型でしたが、こちらは全方位につばがあります。そのため耳やうなじを日焼けから守ります。
他のハット型帽子との違いは、Basic Capのようにつばが短いことです。つばを曲げることが容易なので、前や後のつばを曲げて被ることができます。
カラーはGrey、Deep Navy、Black、 Karekusa、Mocha、Hozuki、Beigeの7色です。
Field Hat
こちら2023年6月販売開始予定の商品。Enough Hatのつばを長くした帽子です。リサイクル原料を使用し、ナイロン100%ですがタスラン糸によるコットンタッチとなっています。庇が大きく直射日光を広い範囲で遮ることができる分、風の影響を受けやすいため、高山の稜線を歩くといったことには不向きですが、低山やキャンプ場、日常使いにおすすめです。
まとめ
見た目はシンプルな帽子ですが、高機能な素材やつばの長さ、収納性などよく考えられています。
派生商品が多く、夏用のメッシュ生地や耳当てがある冬用などオールシーズンに対応した商品があります。
カラーバリエーションも豊富なので、アウトドアだけでなく街着に合わせたコーディネートができるのも強みです。
なお、購入する場合は公式サイトか各販売店になりますが、Amazonや楽天などメジャーな通販サイトは販売していません。ガレージメーカーらしく個人店がほとんどです。販売店の情報はridge mountain gearのインスタグラムに掲載されていますのでご参照ください。
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