道路などのアクセスが良くドライブを楽しむことができ、標高1,350mくらいまで簡単に来ることができる避暑地で、登山以外に湖でボートや冬はワカサギ釣りなど観光地として有名な赤城山。駐車場からの標高差も500m程度なので、初心者や観光客に人気の山です。今回は大沼から赤城山最高峰の黒檜山と駒ヶ岳を登ってきました。
・大沼の黒檜山側が登山口で、大沼の駒ヶ岳側が下山口
・駐車場は複数箇所あり、おのこ駐車場を利用
・黒檜山登山口からの道は急登で足元は岩多し
・駒ヶ岳へ向かう道以降は階段など整備されている
ルート基本情報
行程
日帰り 2時間16分 5.6㎞ 登り583m 下り582m 山頂まで65分
大沼【出発地】~黒檜山~駒ヶ岳~大沼【到着地】
ルート地図及び情報
下記をクリックするとYAMAPで地図や活動時間などの詳細な情報が見られます。
赤城山を周回する【百名山七十三座目】 / bataoさんの駒ヶ岳(群馬県)・赤城山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
ルート詳細情報
大沼
赤城山には複数の無料駐車場がありますが、今回はおのこ駐車場を利用します。ここには公衆トイレや売店などがあり、観光目的の方も利用します。
夜明け前に出発です。まずは黒檜山に登る最短距離の登山口を目指し、大沼の外周を歩いていきます。
近辺には駐車場があり、赤城神社を過ぎたところに黒檜山登山口駐車場があります。
T字路になっているところから登山口がありますので、ここから黒檜山へ登っていきます。登山口前の道路脇にも駐車スペースがいくつかあります。早速急登である道が見えています。
現在地を示す標識があります。この標識がある山は登山者が多く、整備が行き届いている証拠だと思っています。
黒檜山
猫岩があるそうなのですが、暗いのもありどのあたりにあるのか不明です。
道の勾配はきついですがずっと続いているわけではなく、足元は石になっています。
富士山がアンテナ山の隣から見えるポジション。真っ暗な景色が続きます。
1時間ほどで山頂付近の稜線に到着。まずは黒檜山の山頂に行きます。
黒檜山山頂につきました。木々があるため、展望の良い場所かといわれると、微妙な所です。
山頂からさらに奥へ2分の所に絶景スポットがあるのでそちらに行ってみます。
絶景スポットは西側が開けており、群馬県の街並みを一望できる場所です。
東側も望むことができ、日光の山を拝めます。雲が2,500mくらいにあるので山頂が見えない山もあります。来た道を戻って駒ヶ岳を目指します。
分岐の近くには鳥居と祠があります。
花見ヶ原や駒ヶ岳へ行く分岐点。ここにも絶景スポットがあります。
絶景スポットからは小沼や地蔵岳、市街地が見えます。
駒ヶ岳
駒ヶ岳へはいったん下りになります。道は木の階段となり整備されています。
駒ヶ岳までの道は木々に囲まれて展望はよくありませんが、気持ちの良い道が続いています。
駒ヶ岳の山頂につきました。黒檜山から1kmほどで下りの割合が大きいのですぐに着きます。山頂はかなり開けた場所です。
さっきまでいた黒檜山。山体が改めて分かりました。
そしてようやく大沼をはっきりと眼下に収めることができました。赤城神社が湖畔で浮いているようです。
あとは大沼までの下りです。まずは尾根沿いの道を歩いていきます。
片側が斜面のため崖危険の注意看板。道は狭いですが、転落しても木々があるのでどこかで引っかかるでしょう。
開放的な場所もあり、ハイキングには最適な道です。
大沼か鳥居峠へ下る分岐点です。大沼へ下る道を選択します。
下り道には鉄パイプの階段が設置されています。ある意味かなり手厚く整備されています。
林の中を下り続ければ道が見え、登山道が終わります。
駒ヶ岳の登山口に到着しました。あとはすぐ近くのおのこ駐車場まで歩道を歩き、これで今回の山行は終わりです。
この登山を振り返って
かなりメジャーなルートなので、道は全体的に整備されており、登山というよりハイキングに近しい道です。ただ、黒檜山登山口からの道は急なので、下りでは使わず登りで使った方が安全です。
赤城山はいろいろな山がコンパクトに収まっており、大沼の外輪山を一周するルートもさほど長距離ではありません。また、冬季でも大沼まで自動車で来ることができるので、冬季初心者も登ることができ、大沼は凍るためワカサギ釣りなどで楽しめます。これだけ四季を楽しむことができて、関東にありアクセスも良いので人気の山であることが頷けます。
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