アウトドアにおいてカトラリーという分野はフォークやスプーン等汎用性に富んだものが主流のように感じます。
かく言う自分もそういった類のカトラリーしか持っていませんでしたが、ついに折り畳み式の箸を手に入れましたのでレビューしていきます。
スペック
重量 | 24.5g(うち箸は18g) |
サイズ | 長さ:22㎝ (収納時12.5㎝) |
素材 | グリップ部:18-8ステンレス 先端部:天然木 (ウレタン抗菌加工) ケース:ポリプロピレン |
価格 | 2,310円 |
カラー (収納袋) | カーキ・エンジュ・エンジ |
カラー展開は収納袋の色ですが3色あり、アウトドアによくある色合いのカーキを購入しました。
付属品
小さなプラスチックケースに収納袋と箸が入って届きます。表には抗菌加工などの特徴が記されています。
裏側には寸法や素材についての表示。
重さは収納袋と箸で24.5g、橋のみだと18.0gです。これは公式の通りの数字ですね。
収納袋はちょうど端が入る大きさになっています。
箸の先端は中に入れるのか外にするのか迷います。使用後のことを考えると、外向きにしておいた方が衛生上良い気がします。
組み立て方
収納時の姿は先端の木製部分が飛び出ていてちょっと変わっています。
ネジになっているので回していくと、先端の木製と取っ手の金属部分が分離。
先端が入っていた方とは反対側にネジの差込口があるので、そこで接続。
最後まできっちり締めればグラグラしません。
ステンレスの小さな穴は通気性確保のために空いています。抗菌加工とはいえ念には念をということでしょう。
実際に持ってみてのサイズ感。通常の箸を持つのと何ら違和感ありません。左利きなのはご容赦ください。
良い所
・先端が木製で滑りにくい
・箸特有の「掴む」動作ができる
・他のカトラリーに比べて長い
先端が木製でザラザラなので、食べ物を掴みやすくなっています。以前100均の全身ステンレス折り畳み式箸を持っていましたが、滑り止めの加工もされておらず、麺類を掴むのに苦労しました。
他のカトラリーに比べて長さがあるのも特徴です。深いクッカーの底にあるものなどを食べるときに便利です。
また、折り畳み式のカトラリーはネジ穴で接続するため安定感が違います。
気になる所
・円形のため転がりやすい
・組立の手間が発生
・火にかけられない
・収納の見た目
グリップ部分は円形と分かりやすいですが、木製部分も多角形というわけではないのでよく転がります。これだと置くところを選びますので、利便性はかなり下がります。
また、他のカトラリーよりもネジ式のため組み立てる作業があります。短時間ですが煩わしさには変わりないです。
先端は木材のため、焚き火などの自株を扱う調理には向いていません。
あと収納時の先端部分だけ出る見た目は…正直かっこよいとは言えないような。汚れが付きやすい先端を中に仕舞わずに済むと考えるか、汚れた所に触れたくないと考えるか。
類似製品との比較
製品名 | 重量 | サイズ | 素材 | 価格 | 接続方法 |
---|---|---|---|---|---|
Belmont フィールドスティック | 24.5g(うち箸は18g) | 22㎝ (収納時12.5㎝) | グリップ部:18-8ステンレス 先端部:天然木 (ウレタン抗菌加工) ケース:ポリプロピレン | 2,310円 | ネジ |
モンベル スタックイン 野箸 | 25g(うち箸は15g) | 21cm (収納時13.5cm) | グリップ部:アルミニウム合金 先端部:縞黒檀 | 3,630円 | ネジ |
スノーピーク 和武器 M | 40g(うち箸は26g) | 20.5cm (収納時11.3cm) | グリップ部:ステンレス 先端部:竹 ジョイント・フタ:ブラス・ゴム ケース:ポリプロピレン | 5,280円 | ネジ |
村の鍛冶屋 ワンタッチ チタン箸 | 49.8g(うち箸は42g) | 20.5㎝ (収納時13cm) | グリップ:18-8ステンレス 先端部:64チタン キャップ:18-8ステンレス ケース:ポリエステル | 3,520円 | ワンタッチ |
PEAKS&TREES かけはし | 箸18g(ケース不明) | 22㎝ (収納時12.8cm) | グリップ部:18-8ステンレス 先端部:天然木 (ウレタン抗菌加工) ケース:ポリプロピレン | 2,750円 | ネジ |
Naturehike 折り畳み箸 | 箸30g(ケース不明) | 21㎝ (収納時11cm) | 箸:天然木材 ケース:革 | 1,980円 | ワンタッチ |
Tenlacum | 32g(うち箸は20g) | 20.5㎝ (収納時12cm) | 箸:木材 | 680円 | ネジ |
他メーカーの折り畳み箸との比較表です。サイズはどれも20㎝強、重量は材質によってまちまちです。
ほとんど先端部が木材の中、村の鍛冶屋はチタン製となっているので、火の中でも問題なく使用できます。
Belmontと材質や収納方法が一緒なのがPEAKS&TREESのかけはし。重量も一緒なので、ほぼ同型といってよいでしょう。
あとはやたら安い折り畳み箸があったので載せて見ました。中華企業でしょうが値段は他より1桁少なくなっているので、チャレンジするのもありかもしれません。
まとめ
前々からちゃんとした折り畳み箸が欲しいなあと思っていました。ちょうど他のアウトドア製品を購入するときに、送料無料にするために購入したというのがベルモントを選んだ理由です。
ただ、造りはちゃんとしてますし、比較表で見ると安めの部類に入っていたので、得した気分になりました。
やはり気になるのは箸が円形で転がりやすい所。ここは多角形にした方が使い勝手が良くなるので改善してほしい所。
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