蔵王山といえばスノーモンスターが有名で、リフトを利用すれば登山装備出なくても会うことができます。冬に行くことが魅力的な蔵王山ですが、夏の景色を見てみたいと思い、蔵王山の中でも最高峰の熊野岳に登りに行きました。ただ、結果としてはガスに包まれており、御釜などは何も見えずに終わってしまいましたが・・・
・刈田岳駐車場がスタート&ゴール
・駐車場までは蔵王ハイラインを利用
・登山というより遊歩道を散策するぐらいの道
ルート基本情報
行程
日帰り 5.1㎞ 1時間16分 登り189m 下り191m 山頂まで50分
刈田岳駐車場【出発地】~刈田岳~熊野岳~刈田岳駐車場【到着地】
ルート地図及び情報
下記をクリックするとYAMAPで地図や活動時間などの詳細な情報が見られます。
真っ白な蔵王山を登る【百名山十四座目】 / bataoさんの刈田岳・蔵王山(熊野岳)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
ルート詳細情報
刈田岳山頂駐車場
スタート地点となる刈田岳駐車場までは、蔵王ハイラインを利用する必要があります。冬季は閉鎖されており、通行料金は普通車で550円となっており、発生する時間は8時00分~16時00分となっています。このことに気付かず早朝利用したところ、通行は可能で料金は発生しませんでした。夜間から早朝にかけて料金が発生しないようです。駐車場の台数は約350台となっています。
早朝のためレストハウスは営業していません。レストハウスのわきに道があるので進んでいきます。
刈田岳
熊野岳に行く前に、まずは刈田岳に登ります。といっても分岐点から100mしかありません。
すぐに到着です。刈田嶺神社の奥宮があり、刈田岳の山頂標識もあります。
何も見えないため下っていくと御釜の展望所らしきところがあり、蔵王山や御釜についての解説板がありますが、あたりは真っ白です。
熊野岳に進む道にはクマ出没注意の看板が。御釜に近づく道もあります。
道は石や砂で敷き固められて整備されており、勾配もほとんどなく歩きやすくなっています。刈田リフトからの分岐点です。
熊野岳
蔵王山は活火山のため、一定間隔で避難場所を指示した看板が置かれています。
登りは避難小屋石室を経由して登っていきます。
道中には残雪がありますが、距離が短く傾斜もないのでツボ足で通過できます。道しるべとして柱が立っています。
残雪を通過するとすぐに避難小屋石室に到着です。外壁が石で固められており、豪雪にも耐えうる頑強さを想像させます。
熊野岳を目指します。避難小屋は登山道の十字路となっており、間違った道へ行かないように確認して進みます。
そばには遭難者慰霊碑が建てられています。調べてみますと、大正7年の10月に、生徒と先生の9名が遭難死した痛ましい事故があったということです。
10分ほどで山頂に到着します。
山頂には蔵王山神社や
ここにも石室の避難小屋が設置されていました。同じく石で囲われており、頑丈なつくりに見えます。
風が強く気温が0度だったので、下山することとします。下りは刈田岳へ向かうルートを通ります。
この道でもまだ雪が残っていました。先ほどの残雪よりも傾斜がありますが、ツボ足で通ることができます。最悪滑ってもすぐ下まで行きハイマツや地面で止まるくらいの場所です。
時折太陽がうす雲から姿を現しますが、ついぞ日を指してくれることはありませんでした。
レストハウスのそばに多くのスピーカーが付いた建造物があります。活火山時に知らせるものでしょうか。駐車場に戻っても車の台数は変わらず、他の人もこの天気で帰ったようでした。
この登山を振り返って
距離が短く標高差もほとんどない、道はとてもきれいに整備されている。登山というより観光地を巡る感覚で登ることができる山です。
天候は雲で覆われており、御釜が見れないことは残念でした。どちらかというと冬に登ることがメジャーな山のため、その機会を狙っていきたいと思います。
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