冬キャンプに欠かせないテントシューズのレビューと30種以上の商品をまとめてみた!

レビュー
レビュー比較道具

冬キャンプは好きだけど、足がよく冷えてしもやけになっています。その対策として靴下にプラスして履いているのがテントシューズ。夜に足元が寒くて起きることもなくなります。

そんなテントシューズで以前から興味のあったものがセールしていたので新たに購入。EXPEDのCamp Bootyです。

今回はこの商品のレビューと以前から持っているシューズとの比較、また他のテントシューズをまとめてみました。

Camp Bootyレビュー

まずは新たに購入したテントシューズのCamp Bootyレビューから。

スペック

製品名EXPED Camp Booty
付属品シューズ本体、バンド2本
重さ200g(Mサイズ)
足サイズM:25-26cm
仕様アウター:50デニールリサイクルポリエステルOeko-Tex認証、PFCフリー
ソール:420デニール、環境にやさしいリサイクルTPU、滑り止め、PVCフリー
インサレーション:100%リサイクルポリエステル、Oeko-Tex認証
価格8,250円(2023/12時点)

購入したサイズはMなので、表記されている重量などはMサイズの数値となっています。仕様はリサイクル品を利用したりして、環境に優しい素材を使用しています。中綿はダウンではなく湿気に強い化学繊維です。

価格は定価であり、セール品は4,422円でした。実に46%OFF。ただ、昨今の情勢で値上げされていて、以前は定価が6,600円でした。それでも33%OFFになっています。

付属品

製品はこんな感じに縛られた状態になっています。

製品タグはシールの後付け以外英語で表記されていますが、さほど重要な記述はないです。

100%リサイクル素材だよとか素材について書かれていたり。

サイズも海外のサイズ表記なので、日本サイズは記載がないです。公式HP等に表記があり、Sサイズ:23.5-24.5cm、Mサイズ:25-26cm、L サイズ:26.5-27.5cm、XLサイズ:28-29cmとなっています。

ちなみにロットの英数字でいつの製品か分かります。これは21AWなので、2021年の秋に発売されたものです。セール品なのでそこは覚悟の上。

付属しているものはシューズと伸縮バンド2本だけ。スタッフサックはありません。

特徴

このテントシューズは足を入れなくても自立し、ちゃんと靴の形を保ちます。

その要因の1つとしてソールが挙げられます。420デニールと厚く、テントシューズですが多少なら外でも歩けるようになっています。また、凹凸はないですが、滑り止め防止で表面がざらついています。

左右はないと思っていたけど、よく見るとソールが足の形になっています。

EXPEDの文字が印字された方が外側になるように設計されているようです。

開口部は伸縮バンドで靴の中へ物などが入らない設計。

新品だからかバンドは結構きつく締まります。

内部の足首辺りにもゴムがあり、フィット感をかなり高めてくれています。

収納時はバンドでコンパクトに。と言ってもソールが固いのでそんなに小さくなりません。

持っているテントシューズと比較

実はテントシューズの購入は3足目で、2足ともダウンでした。だけど気軽に使える化繊も欲しいなというところで、セールしていたので購入したということです。
2足はというとNaturehikeのダウンシューズとMOUNTAIN EQUIPMENTのPowder Boots。MOUNTAIN EQUIPMENTのシューズは見た目通りかなり長く、そしてダウンも多く充填されています。

収納サイズはダウンがコンパクトになりますが、Camp Bootyはソールが固いのであまり小さくならず、スタッフサックも付属してないのでどうしても大きくなってしまいます。

ソールの比較をすると、Naturehikeは柔らかく薄い、Powder Bootsは滑り止め防止があり少し固め、Camp Bootyは固い、と3つとも違いがあります。次からさらに詳しく個別に見ていきます。

Naturehike ダウンシューズ

簡単なスペックはというと、700FPのダウンがMサイズで40g充填されていて、総重量は約80gとかなり軽量。Mサイズで25-27㎝となっています。適用温度は0~-15℃ですが、-15℃は正直無理かと。ソールはあってないようなもので、足裏はかなり薄く、歩くと下からの冷気で寒いです。

開口部にドローコードがありますが、シューズとしてのフィット感はほとんどなく、歩いていると段々ずれて脱げそうになります。なのでもっぱら就寝用に持っていくことが多いです。

このテントシューズの強みはなんといっても値段。2023/12現在は3,590円ですが、ちょくちょくタイムセールで3,000円を下回ることがあります。購入するときはそのタイミングを狙った方がお得です。というか購入した2019年時は2,200円だったので、かなり価格が上昇していることを実感しますね。

MOUNTAIN EQUIPMENT Powder Boots

Naturehikeじゃさすがに厳冬期の高山でテント泊するには厳しいと思い購入。定価16,280円ですが、セールで半額以下だった記憶があります。スペックはMで24-26cm、重量は220g。ふくらはぎまで覆う長さが特徴です。

ソールは少し固めで、滑り止め防止があります。また厚みもあるので、雪の上を歩いても寒さを多少軽減してくれます。

開口部はベルクロ式で、着脱が簡単です。

Camp Bootyと同じく足首の所にもバンドがあり、シューズとしてフィット感があります。総じて価格通り高品質かつ厳しい寒さに対応した製品です。

現在は生産終了し、LIGHTLINE BOOTIEが販売されています。重量は370gと重いですが、その分ダウンの重点量が増しています。定価は16,500円ですが、ちょうどセールで安くなっています。

比較まとめ

製品名EXPED
Camp Booty
Naturehike
ダウンシューズ
MOUNTAIN EQUIPMENT
Powder Boots
重さ(M)200g80g220g
中綿化学繊維ダウンダウン
開口部伸縮バンドドローコードベルクロ
価格(2023/12時点)8,250円3,590円16,500円
良い点・化繊で水に強い
・ソールが固く雪が無くても外を歩きやすい
・内部バンドでフィット感がある
・値段が安い
・かなり軽量で小さい
・ふくらはぎまで覆うので、多少の雪でも気にならない
・ダウン量が多く温かい
・内部バンドでフィット感がある
気になる点・ソールが固く、小さく収納できない
・ダウンと比べると重い
・ソールが薄く歩くと足裏が冷たい
・シューズとしてフィット感がなく、すぐ脱げそうになる
・ダウンなので水に弱い
・値段が高い
・ダウンなので水に弱い
・ふくらはぎまで覆うため、その分重さが増す
おすすめ用途・外に出ることが多い時
・雪が無くても外に出やすい
・化繊なので多少雑に使っても洗える
・就寝用の温めグッズ
・小さく軽量なのでとりあえず持って行ける
・深い雪でも多少歩いて行ける
・ダウンが多いので厳冬期向き

3つのテントシューズを表にまとめました。Camp Bootyはやはり化繊なので雑に使えます。また、ソールが固いので雪が無い日でも外に出やすいですね。
Naturehikeは小さく軽いので持っていきやすいですが、フィット感が無いので歩いているとズレて脱げちゃいます。就寝用と割り切って使っています。値段が安いのでついつい買ってしまいますが、相応に不便な所があります。
Powder Bootsはふくらはぎまであるので多少雪に埋まっても問題ないです。ダウン量も多いので、厳冬期の高山などで使っています。

テントシューズ製品一覧

メーカー商品名画像価格(円)丈の長さ中綿素材総重量(g)中綿重量(g)アウター素材
モンベルエクセロフト フットウォーマー5,940ミッドカット化学繊維24540デニール・ナイロン・タフタ
モンベルエクセロフト キャンプシューズ4,400ローカット化学繊維14440デニール・ナイロン・タフタ
モンベルウィンドストッパー ダウン
フットウォーマー
12,100ミッドカットダウン 800FP235ウィンドストッパー®ファブリクス バイ ゴアテックス ラボ
モンベルダウン フットウォーマー7,480ミッドカットダウン 650FP14210デニール・バリスティック®エアライトナイロン
モンベルダウン キャンプシューズ5,280ローカットダウン 650FP13240デニール・ナイロン・タフタ
ナンガAURORA TENT SHOES13,200ハイカットダウン 650FP60オーロラテックス
ナンガMOUNTAIN PEAK
DOWN SHOES
33,000ハイカットダウン 770FP3040Dオーロラテックス
ナンガCOTTON PEACH DOWN
TENT SHOES
16,500ハイカットダウン 650FP60ダウンプルーフコットン
イスカテントシュ-ズ ショ-ト8,800ミッドカットダウン 720FP20070ウェザーテック
イスカテントシュ-ズ ロング L10,230ハイカットダウン 720FP21070ゴアウィンドストッパ-
EXPEDDown Sock9,900ミッドカットダウン 700FP11930デニールナイロン
EXPEDCamp Booty8,250ミッドカット化学繊維20050デニールリサイクルポリエステル
EXPEDCamp Slipper6,270ローカット化学繊維13650デニールリサイクルポリエステル
THE NORTH FACEヌプシ テント ミュール III9,900ローカット化学繊維218はっ水加工100%リサイクルポリエステルアッパー
RabDown Hut Slipper8,800ローカットダウン 650FP19830デニールPertex® Quantum
NORDISKHermod Down Shoe6,930ローカットダウン190オーガニックコットン100%
OUTDOOR RESEARCHTundra Trax Slip-On Booties13,200ローカット化学繊維464Pertex Quantum Eco
OUTDOOR RESEARCHTundra Aerogel Socks11,000ミッドカット化学繊維155ポリエステル
PuroMonteダウンソックスショート8,250ミッドカットダウン 600FP1706030Dナイロン100%
ヘリテイジeVent® WINDPROOF
ダウンテントシューズ
14,080ハイカットダウン 760FP2204030D eVent® ウインドプルーフ
MOUNTAIN
EQUIPMENT
Lightline Bootie15,400ミッドカットダウン
700FP
370100DRILITE Loft 40D outer fabric
finetrackポリゴンテントシューズ15,400ハイカット化学繊維230ナイロン100%
FjällrävenExpedition Down Booties26,400ミッドカットダウン 700FP22554ナイロン100% ポリエステル100%
LITEWAYCHOONIE APEX -2℃8,250ミッドカット化学繊維10820Dナイロン
Snugpakテントブーツ6,380ハイカット化学繊維230ナイロン「Paratex Light」
HELSPORT Bivy Shoes13,200ミドルカット化学繊維330ポリアミドPU
Naturehike ダウンシューズ3,590ミドルカットダウン 700FP804020D 400Tナイロン
OMMRotor Foot Pod8,800ミッドカット化学繊維55リップストップナイロン
OMMCore Sleep Socks6,930ミッドカット化学繊維38
ZpacksGoose Socks16,280ミッドカットダウン 850FP5431Ventumシルナイロン
ENLIGHTENED EQUIPMENTTorrid Booties13,750ミッドカット化学繊維6010D リップストップナイロン
Carinthia Windstopper Booties16,600ハイカット化学繊維300Gore Windstopper
2023年12月時点

※商品名をクリックすると販売ページに飛んでいきます。

3足テントシューズ買って今更ですが、他にどんな商品があるか気になったので調べてみました。通販サイトでよくある無名ブランドは除いて32種を一覧にしてあります。下の方は日本では正規に販売されていなかったり、人気で売り切れのものだったりしてオマケで載せてあります。

金額とか重量で並べたい場合は手間がかかりますがエクセルデータをダウンロードして並べてみてください。空白の箇所は公式に掲載が無かったためです。

丈の長さ

一覧の項目について簡単に説明します。丈の長さはロー・ミッド・ハイの3つに分けて分類しています。ローカットはくるぶし辺りの丈、ミッドカットは足首を覆うくらいの丈、ハイカットはミッドカット以上の丈があるソックスです。

用途として、ローカットだと保温性が不十分、また雪などが簡単にシューズの中に入るので屋外履きには向いていませんが、着脱が簡単なので山小屋などの室内履きや春秋や暖房が効いたテント内が主な使い方になります。ミッド・ハイカットは足首以上の丈の長さになるので、保温性が高く、シューズ内にものが入りずらくなるので、冬のキャンプでも十分に効果を発揮できます。

中綿素材

中綿はダウンジャケットや寝袋と同じくダウン化学繊維の2種類あります。ダウンは水鳥の羽毛で、軽く保温性に優れています。保温性を表すものとしてFP(フィルパワー)があり、この数値が高いほど保温性が高いことを証明しています。もちろんFPが高いほど金額も高くなります。また、中綿の量によっても保温性が変わってきます。収納性も高く、羽毛が簡単に潰れてくれるので、コンパクトに収納できます。
対して化学繊維はポリエステルやナイロンなど、文字通り人が科学によって作りだした繊維です。そのため日々技術によって性能が増しています。ダウンに比べると保温性や収納性は劣り、重くなりますが、湿気に強い事と、ダウンよりも価格が安くなっています。

総じてダウンは小さく収納できて保温性も高いですが、その分値段が高く湿気に弱い。化学繊維はコンパクトにし辛いですが湿気に強く、値段もダウンに比べると安くなっています。

アウター素材

アウター素材は表生地のことで、シューズが濡れないような防水性や湿気を外に逃がす透湿性がある素材が使われているかどうか分かります。テントシューズは濡れないように使うことがほとんどですが、透湿性が高いと中綿への影響も少ないので、想定する用途によって気にかけてもいいかも。
高い防水透湿性があるeVent® WINDPROOFを使用しているヘリテイジ社など、中には高機能な素材を使っていたりします。

シューズカバー

防水性が無いダウンのテントシューズだけど雪の上を歩きたい、ただやっぱり濡れたくない、という場合はテントシューズを覆う防水カバーがいくつか発売されています。また、単純に2重構造となり足の保温性も増します。

モンベル公式HPより

一つはモンベルから発売されているテントシューズカバー。膝下までカバーするので深雪でも問題なく、また足裏の素材は耐水圧20,000㎜以上のドライテックを使用しています。重量は135gなので軽量です。値段は8,580円

EXPEDからはBivy Bootyが発売されており、丈はミッドカットよりちょい長いくらいしかありません。ただ、インソールは1cmのEVAフォーム、足裏は420デニールのTPE素材と、地面からの断熱性と歩行性に優れています。アウターも耐水圧10,000mmあるので、キャンプでのちょっとした移動だけでなく、ハイキングも行うことができます。重量はMで240g、値段は15,400円と高価ですが、2023/12時点でSサイズなら8,272円でセールしています

アクシーズクイン公式HPより

アクシーズクインのサボはEXPED Bivy Bootyと同じくらいの丈の長さ。外観は少し変わっていて、アウターはPERTEX SHIELD3レイヤーを使用していて、防水透湿性があります。インナーソール及びアウターソールには滑り止めが施されています。この商品はキャンプで用を足しに行く時くらいの想定なので、そこまでごついつくりではなく、重量も128gと軽量です。値段も5,500円と少しお手頃。

用途別おすすめ

32種のテントシューズがありますが、キャンプだけなら過剰な性能のものもあれば、厳冬期の山でテント泊するには心もとないものもあります。なので重量や形状などを見て分類してみました。商品は代表的なものを選んでいます。

厳冬期高山向き

厳冬期の高山へテント泊する場合は、保温性が高くできるならハイカットが良いでしょう。人気のある八ヶ岳のテント場、赤岳鉱泉は標高2,220mあり、最低気温が-15℃にも達します。雪が融けない気温で足元の雪が締まってないので、丈が短いとシューズの中に雪が入ってしまいます。
また、登山は少しでも軽い方が負担は少ないので、余裕があれば中綿はダウンがおすすめです。テント泊で外に出る時は、用を足しに行く時か、積雪によるテント周りの除雪なので、ハイカットがいいでしょう。

モンベル公式HP

モンベルのウィンドストッパー ダウンフットウォーマーは800FPという高品質ダウンで保温性が高く、ミッドカットですがパウダースカートが備わっているので、外に出ても雪が侵入してくる心配はないです。表地も防水透湿性のある素材が使われているので最適です。

イスカのテントシューズロングは720FPのダウンが70g充填されていて、表地は防水透湿性の高い素材、ハイカットと外に出ても問題ない性能です。

信州トレイルマウンテン
¥13,900 (2023/12/30 13:27時点 | 楽天市場調べ)

ヘリテイジのeVent® WINDPROOFダウンテントシューズも同じく760FPのダウンが40g、表地が防水透湿性の高いeVentを使用しています。

小屋に泊まる場合は暖房がある室内の移動がメインだと思うので、ローカットもありだと思います。

冬キャンプ向き

冬キャンプは超有名なふもとっぱらキャンプ場を前提に考えていきます。ほど近い河口湖の最低気温が1月で平均-6℃ほどなので、この数値を目安にします。(日によっては-10℃を下回るときもあります)
冬といえど太平洋側は晴れの日が多く、積雪もそんなにないので、ハイカットまでは必要ないと思います。なので保温性の高いミドルカットぐらいがいいでしょう。
キャンプの場合は車で行くことが多いと思うので、中綿は多少重くなり嵩張りますが化学繊維でいいと思います。化学繊維なら値段も抑えられ、多少雑に扱えます。

モンベル公式HPより

モンベルエクセロフト フットウォーマーは化繊で足首ドローコードがあり、フィット感があるので歩行してもずれにくくなっています。

外もかなり歩きたい人はEXPEDCAMP BOOTYはソールが固く、足首部のバンドによってフィット感があるのでおすすめです。

寝る時だけ利用する場合

歩くことなどほとんどない、寝る時ぐらいに着用するって人はNatureikeでいいでしょう。お手頃価格でコンパクトになるので、冷え込みそうな夜に保険で持っていくのもありです。ただ、歩くとズレて脱げそうになるので、性能は過信できません。

面白い所だと、OMMRotor Foot PodRotor Pantと接続して使うことを想定していて、テントシューズというかフットカバー。これ一つに両足を突っ込みます。なので足同士の熱で温かさが増します。移動はできなくなりますが。
ただ、OMMは人気でなかなか手に入らないのが痛いところ。

安いテントシューズたち

メーカーとしては名が通っているけど安くて性能が不安、ということからリストに入れなかった方たちを紹介します。冬キャンプに使うにはいまいち性能が信じきれないですが、春秋の天気の良い日なら使えそう。

Victoria Surf&Snow 楽天市場支店
¥1,419 (2023/12/30 15:51時点 | 楽天市場調べ)

コールマンのテントシューズはミッドカットでありながら、1,500円を切る安さ。中綿は化繊で、重量の記載はありません。コールマンの製品なので粗悪品ということはないと思いますが、極寒の地で使えるほどの性能は期待しないでおきましょう。

ダウンもありますが、FPの記載なし、フェザー100%と書かれているなど性能はあまり期待できません。

スポーツメーカーのミズノからも2,000円を切る化繊のシューズが販売されています。ただ、アウトドアで使うというより、ルームシューズとしての使い方が主なので、室内履きとしての性能しかありません。

アウトドアメーカーのColombiaからもテントシューズが販売されています。ローカットで中綿というよりフリースやボア素材を採用しているので、保温性はあまり無く、室内履きを想定しているでしょう。

テントシューズは本当に必要か

ご覧の通りテントシューズは高価なものでありながら、利用する場合はというと、秋~春の寒い時期でのキャンプが主な使い道だと思います。そうなると使う頻度が限られ、不要と思われてしまうでしょう

しかし、冬キャンプの時寒さで眠れない、また何回も起きてしまうことを何度も経験してからは、快眠を得るために必要なものだと実感しました。無論、寝袋やスリーピングマットなどの性能にも左右されますが、足が冷たいと寝つきが悪くなるので大事な個所と言えるでしょう。こたつにいると手足が温められ、眠くなるのと同じです。

家の中で使う

とはいってもキャンプだけでは稼働率が低いのも事実。そこで家でも使うようにすれば、稼働率は改善されます。今の時代エアコンや床暖房は当然のようについている家庭は多いと思いますが、それでも寒い時やちょっと我慢できそうな気温の時に使用すると、その分光熱費が浮きます。

ただ、どのテントシューズでも家の中で使いやすいかと言えば、そうではないです。例えばNaturehikeなんかはソールが無いに等しく、フィット感もないので歩き辛いため、おすすめはできません。ダウンを使用しているのであまり雑にも使えませんし。
それに対してEXPEDのCamp Bootyはソールが固く足首部にバンドがあってフィット感があり、化繊なので汚れても洗えるなどの利点があります。ただ素足をいれるとバンドが当たって少し不快に感じるのが惜しいところ。

テントシューズの代用品

と言ってもテントシューズは高くつくので、テント内や就寝時に温かくしたい場合は、昔からある湯たんぽを使用するのも一つの手です。

また、1回や2回なら使い捨てカイロで済ませても良いと思います。靴を履いている時や就寝時など用途によって商品が違うので注意です。靴用のカイロを手で温めるために使用したら、熱すぎてとても触れなかった経験があります。

まとめ

新しくテントシューズを購入したのでそのレビューと、今発売している商品に何があるかまとめてみました。そんなに需要が高いものではなく、無ければないで何とかなるのでしょうが、あると快適にすごすことができるギアの一つです

ですが書いてある通り家の中でも履くことができるので、セール品などを購入してみてその快適性を実感してみてください。

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