X-M5は小型軽量が売りのカメラですが、グリップも当然小さく握りにくい形状です。なのでグリップ付きのL字プレートを購入しました。おまけでホットシューカバーとシャッターボタンのキャップが付いてくるお得なセットで、メーカーは信頼の高いSmallRig。握り心地や機能などレビューしていきます。
商品の確認

箱はシンプルでかなりコンパクトな形状です。早速開封していきます。


中にはL型プレートに説明書、ホットシューカバーとシャッターボタンキャップは梱包されています。

まずは本命のL字プレートから。

今回は木製で本体と同じシルバーにしました。造りはよくできていて、バリなどもありません。樹脂製のものも販売されています。

裏側にはネジ穴が数か所とマイナスドライバーが付いています。ドライバーはマグネットでくっ付いていて、ちょっとやそっとじゃ取れません。

プレートはアルカスイスに対応していますので、三脚などに固定するときは別にプレートを用意する必要が無くなります。

細部まで造りこまれていて、カメラの底にある小さな突起に合わせてプレート側に小さな凹みが設けられています。

グリップ側にはストラップを通す穴があります。反対側にはないので、手首用のストラップを想定した造りでしょうか。

真ん中を示す印があります。

重量は46.5g。カメラが約355gなので、合わせて約400gになります。小型軽量が特徴のカメラなので、この数字を気にする人は購入を控えましょう。


ウインドスクリーン付のホットシューカバー。X-M5は指向性マイクを内蔵しているので、外部マイクが無くともそれなりの音を収録できます。風が強い時に使用すると思いますが、面倒なので持ち歩かなそう。


あとは通常のホットシューカバーとシャッターボタンキャップ。赤色は位置を分かりやすくするためなのでしょうけど、ちょっと目立ちすぎなのでもっと地味な色が好みです。
L字プレートを装着

グリップが御覧の通りかなり浅いX-M5。成人男性だとかなり握りづらい形状です。どれほど変わるか期待しながら取り付けていきます。

取り付けはいたって簡単。カメラとプレートをネジ穴でとめるだけ。カメラ側のネジ穴が埋まってもプレートにネジ穴が4つあるので、三脚などに取り付ける際問題になることはありません。


ネジはプレートに付いている小さなマイナスドライバーで。小さすぎてネジを回しづらいといったことはありません。

装着完了。木製でも特別浮いている感じはしませんね。シルバー色も上下で合っています。

側面から。ガタつくこともなく、カメラとプレートは固定されています。

ちゃんとバッテリーも難なく取り外せます。
握り心地

さて本題の握り心地です。やはりグリップが出っ張った分握りやすくなったことは間違いないです。

グリップの上には中指を置く形になります。片手だけで安定してカメラを支えられるようになりました。

グリップ上部が握りやすいように少し凹んだ形状になっていて、よく考えられた設計です。

重要なポイントである前のダイヤルの誤動作問題ですが、やはり干渉してしまいます。なので意識して持つ必要があるのは変わりありません。
ホットシューカバーなども装着

通常のホットシューカバーは装着するとちょっとはみ出てしまいます。使う分には支障ありません。

ウインドスクリーン付はこんな感じ。ダイヤルが見づらくなるのが欠点でしょうか。

シャッターボタンキャップは回して入れます。シルバーの外装に唐突な真紅はやはり浮いています。

改めて握ってみる。シャッターボタンはかなり押しやすくなり、グリップは握りやすく安定するようになりました。前のフロントダイヤルは意識して押さないようにするしかなさそうです。
ホットシューサムグリップという選択肢
ホットシューに差し込んでカメラのホールド感を強くするものもあります。こちらも購入するか迷っていましたが、バッグに入れたとき余計な出っ張りが増えてひっかりやすくなること(グリップはそもそもレンズの方が出っ張っているので無問題)、ホールド感はグリップよりも劣るだろうと思ったこと、現状使いづらいQボタンがさらに使いづらくなるだろうと思い、グリップタイプを購入しました。
右親指での支えが補強され、L字グリップよりも軽量であることやグリップタイプよりも低価格な所が利点です。

片手でカメラを持って撮る人におすすめ
両手で持って撮影する場合はグリップが浅くても気になりませんが、片手で思いつき撮影する場合はあった方が良いでしょう。ホットシューカバーとボタンキャップも付いてくるので結構お買い得です。
Amazonだとたまに安くなったりするので、急ぎじゃなければそのタイミングで買いましょう。
