X-E5とX-T50は見た目が全く違いますが性能は見る限りほぼ一緒のように思えます。定価も同じなので性能も同じだと思いますが、細かい違いは何なのか詳細を見ていきます。
script async=”” src=”https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-7749511315567522″ crossorigin=”anonymous”>スペック比較表
項目 | X-E5 | X-T50 |
---|---|---|
センサー | X-Trans CMOS 5 HR、約4020万画素 | X-Trans CMOS 5 HR、約4020万画素 |
画像処理エンジン | X-Processor 5 | X-Processor 5 |
ISO 感度 | 標準ISO125~12800、拡張ISO64~51200 | 標準ISO125~12800、拡張ISO64~51200 |
AF 性能 | 位相差+コントラスト検出 顔・瞳・動物/鳥/乗物(車/バイク/自転車/飛行機/電車)などの被写体検出AF対応 | 位相差+コントラスト検出 顔・瞳・動物/鳥/乗物(車/バイク/自転車/飛行機/電車)などの被写体検出AF対応 |
連写性能 | 電子シャッター時:20コマ/秒(1.29×クロップ時) メカ:約8.0コマ/秒 | 電子シャッター時:20コマ/秒(1.29×クロップ時) メカ:約8.0コマ/秒 |
シャッター速度 | 機械式:最速1/4000秒 電子式:最速1/180000秒 | 機械式:最速1/4000秒 電子式:最速1/180000秒 |
動画性能 | 6.2K30p・4K60p 10bit 4:2:2 | 6.2K30p・4K60p 10bit 4:2:2 全域ALL-Intra可能 |
手振れ補正 | 5軸中央7.0段/周辺6.0段 | 5軸7.0段 |
ファインダー | 約236万ドット0.39型、0.62倍 | 約236万ドット0.39型、0.62倍 |
液晶モニター | 3.0型チルト式約104万ドット 180度回転 | 3.0型チルト式約184万ドット |
ボディ材質 | 高級感あるアルミ削り出しトッププレート+樹脂 | 樹脂製(丸みを帯びたラウンド形状デザイン) |
サイズ | 124.9×72.9×39.1mm | 123.8×84.0×48.8mm |
重量 | 445g | 438g |
防塵防滴 | なし | なし |
操作系 | 上面に「シャッタースピード」「露出補正」ダイヤル、左上に小窓型フィルムシミュレーションダイヤル搭載 | 上面に「シャッタースピード」「露出補正」ダイヤル、左上にフィルムシミュレーションダイヤル搭載 |
バッテリー | NP-W126S 静止画:約310枚(通常モード) 動画時間:6.2K約45分 | NP-W126S 静止画:約305枚(通常モード)、動画時間:6.2K約45分 |
記録メディア | SDカード×1(UHS-II対応) | SDカード×1(UHS-II対応) |
通信機能 | Wi-Fi IEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth Ver.4.2対応 | Wi-Fi IEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth Ver.4.2対応 |
価格 | 246,400円 | 246,400円 |
その他機能 | サラウンドビュー EVFクラシック表示 |
同スペック一覧(少し違って影響がない物も含む)
- センサー
- 画素処理エンジン
- ISO感度
- AF性能
- 連写性能
- シャッター速度
- 手振れ補正
- 重量
- 防塵防滴
- バッテリー
- 記録メディア
- 通信機能
- 価格
デザイン以外はほぼ同スペックといっても過言ではないでしょう。手振れ補正はE5が周辺6段と記載されていて少し見劣りするように思えますが、T50も書いてないだけで同じ性能である可能性があり同スペックとして扱っています。
意外なのが重量でほぼ一緒なのですが、E5の方が若干重いようです。アルミ削り出しの分が表れているのでしょうか。
動画性能はT50がAll-Intra可能

動画性能もさほど変わりませんが、T50はAll-Intraで記録が可能です。その場合ビットレートが重くなっていて、6.2kのクロップ率も1.23倍とE5が等倍であることを考えるとどちらが優れているといったことは言えません。
液晶モニター

モニター解像度はT50が184万ドットでE5が104万ドットと差がありますが、E5は180度回転し自撮りにも対応しています。自撮りも視野に入れる方はE5のモニターが使いやすいでしょう。
材質


E5の天板はアルミ削り出しで品質が向上しています。使い勝手に直接影響するものではないですが、所有欲を満たせる要素で、カメラを持ち歩きたくなるという点でプラスの影響をユーザーに与えています。
サイズ


サイズはファインダーの軍艦部がある分T50の方が大きくなっています。ただ、ファインダーはレンズと同じラインなため、E5の左上位置よりも撮影する上では使いやすいでしょう。


ファインダー分T50の方が奥行きがありますが、最薄部はE5が33mm、T50が34.2mmとあまり変わりません。ファインダーのでっぱりが無い分納まりはE5の方が良いと思います。
操作性


ボタンやダイヤルは配置が違えど数はほとんど変わりません。目立つところとしてはフィルムシミュレーションダイヤルがE5は小窓からしか見えないのに対して、X-T50はダイヤルが露出しています。使い勝手は好みのフィルムを瞬時に選択できるT50ですが、クラシックな雰囲気を味わえるのはE5です。
また、E5のFSにはフィルムだけでなくコントラストなどのパラメーターを保存できるので、自分好みの画をあらかじめ作っておくことができる非常に便利な機能です。

T50のシャッタースピードダイヤルにオートモード切り替えレバーがあり、AUTOモードをすぐに選択できます。カメラが自動で被写体を検出するので、ストレスフリーな撮影ができます。
その他機能


E5にはT50にない機能があり、EVFでレトロな表示ができるクラシック表示や、アスペクト比に応じた範囲を表示させるサラウンドビューがあります。どちらも撮影体験を向上させる機能ですが、大きな差にはならないものだと思います。
script async=”” src=”https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-7749511315567522″ crossorigin=”anonymous”>性能はほぼ同じ、デザインが最後の決め手


ここまで比較して性能がほとんど同じであることが分かりました。使い勝手に影響のある違いというとフィルムシュミレーションのオリジナルレシピでしょうか。パラメーターを登録しておけるのは非常に便利です。他の差異はそこまで購入の決め手となる機能ではなさそうです。
用途としてはどちらも小型軽量で日常や旅行の撮影に適していますが、T50は多少大きなレンズを組み合わせても形状的に問題なさそうですので、両手持ちでガチっと写真を撮る場合に。E5はパンケーキレンズをつけて片手でバシバシ撮る場合に。
といっても性能は変わらないのであとはデザインの違いになるでしょう。ファインダーの出っ張りが無いE5か、一般的なカメラの形でレンズと同じラインで使いやすいT50か。E5はX100Ⅵと同じで形状ですし、T50はT5と競合になりそうです。