滝沢登山口から会津駒ヶ岳を登る【百名山六十座目】

登山
登山百名山

尾瀬国立公園の一部である会津駒ヶ岳。福島の山奥である檜枝岐村にある山ですが、尾瀬の観光地化により交通アクセスは悪くない土地です。今回は最短コースである滝沢登山口から入山しました。

・滝沢登山口が登山口&下山口
・登山口までの距離は村から短いが、離合困難な道
・登山口の駐車場も少ないので、村のグラウンドが第2駐車場となっている
・駒の小屋から中門岳までは平らな土地となっている

2022年10月に行ってきた写真と登山データを掲載しています。
最新の登山道情報は自治体等でご確認ください。

ルート基本情報

行程

日帰り 4時間27分 13.9㎞ 登り1,283m 下り1,284m 山頂まで120分

滝沢登山口【出発地】~駒の小屋~会津駒ヶ岳~中門岳~駒の小屋~滝沢登山口【到着地】

ルート地図及び情報

下記をクリックするとYAMAP地図活動時間などの詳細な情報が見られます。

滝沢登山口から会津駒ヶ岳を登る【百名山六十座目】 / bataoさんの会津駒ヶ岳中門岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ

ルート詳細情報

滝沢登山口

登山口の駐車場にはトイレがないので用を済ませていきます。

登山口の駐車場では収まらず、路駐の長い列ができていました。

車両通行止め看板を超えて車道を少し歩くと登山口。ここで登山届を提出できます。

登山道わきには山頂までの距離が表示されている標柱が建っていますので、ペース配分の参考になります。

駒の小屋まではずっと森の中を登っていきます。紅葉がきれいになっていたので、飽きずに進むことができます。

駒の小屋

山頂まで2.9㎞地点には休憩スペースがあり、ベンチが設置されています。

高度を上げていくとたびたび視界が開けた場所が現れます。山の斜面が紅葉で見事に色づいています。

が、山頂部分がガスで覆われてしまいました。あともう少しだったのですが。

開けてくると木道が山頂や中門岳までずっと続きます。

木道は右側通行とのこと。止まらずにすれ違えるのはうれしい限りです。

まずは駒の小屋に到着です。

小屋の前には大きな池である駒の大池がであり、周囲を木道で歩くことができます。

駒の小屋は定員28名の素泊りのみで5,000円、寝具は用意されています。売店では飲み物だけでなくレトルト食品も販売されているので、自炊する必要があります。

ガスの中ですが山頂へ向けて進みます。祠があり、信仰の対象とされてきたことがうかがえます。

会津駒ヶ岳

最初のうちは滑り止めなどが付いた木道ですが、ガタガタだったり滑りやすい木道が増えてきます。

会津駒ヶ岳の山頂を踏まずに中門岳へ行く道がありますが、まずは山頂へ向かいます。

会津駒ヶ岳の山頂に到着です。周りには木々があり、思ったほど周囲を見渡せません。

山頂からのパノラマガイドが設置されていますが、雲と木であまり見ることができない状態です。

山頂から中門岳へ行くルートがあるので、そのまま足を進めます。幸いなことにガスが徐々に抜けてきました。

中門岳

中門岳への道は見事な湿原が広がっており、所々に池塘ができています。

急な坂はないですが、ベンチのある休憩スペースがあります。延々と木道歩きですが、かなりガタついているので注意が必要です。

中門岳の標柱があるとこまで到着しました。大きな池に休憩スペースがある場所ですが、さらに奥に行くことができます。

さらに奥が登山道の終着点です。木道が池塘の周りを囲むように設置されています。ここからは北側の展望が抜群です。

登山道の終着点まで来たので、来た道を戻り下山に向かいます。

下山

会津駒ヶ岳の山頂を迂回するルートを使います。注意書きの通り、木道は濡れて傾いていて滑るので、木道の間の笹部分を歩いていくのが無難です。

ガスはすっかり抜け、駒の小屋も遠くから見えるようになりました。

駒の小屋と大池。すごく近い距離にあります。

山頂部の平らな湿原は名残惜しいですが下山していきます。

林の中も紅葉の時期ならごらんのとおりカラフルで楽しい世界に。登山道は良く整備されていて、道幅も広いところが多い印象でした。

親切に国道までの距離が表示されています。ただ、国道は登山口からさらに下りたところなので、実際の距離は表示されている距離より短くなります。

登山口まで下山して、国道手前の看板には温泉施設の案内看板が。周囲に3か所ほどあり、道の駅もすぐそばにあります。これで今回の山行は終わりです。

この登山を振り返って

山頂部は楽園のような場所が広がっています。にもかかわらず、危険な個所はなくサクサクと登ることができました。森の中の登山道は広く歩きやすいように整備されていて、湿原は木道となっています。ただ、木道はシーソーのように傾く場所や、滑り止めがなく転倒しやすくなっているなど木道に注意する必要がある登山道です。他の登山道は尾瀬とかぶっている部分があるので、有料だったり登山道が長いなどありますが、今回の登山口はトイレや外灯がない代わりに無料で最短距離となっています。ただ、駐車台数は少ないので、早めに出ることをおすすめします。

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