菅平牧場から根子岳と四阿山を登る【百名山五十二座目】

登山
登山百名山

標高1,000m以上の菅平高原にそびえたつ四阿山根子岳。東屋の形をしていることから名づけられたとも言われる四阿山は、山頂に祠があり文安3年(1446年)と銘記された鏡が残っていたほど昔から信仰の対象となっている山です。登山ルートは複数ありますが、今回は根子岳を経由するルートの登山口である菅平牧場から登ってきました。

・菅平牧場が登山口&下山口
・根子岳、四阿山ともに展望の良い山頂
・根子岳から四阿山への登り返しは急登
・中四阿、小四阿ともに南側の展望がある

2022年9月に行ってきた写真と登山データを掲載しています。
最新の登山道情報は自治体等でご確認ください。

ルート基本情報

行程

日帰り 4時間07分 10.6㎞ 登り1,002m 下り998m 山頂まで125分

菅平牧場【出発地】~根子岳~四阿山~小四阿~菅平牧場【到着地】

ルート地図及び情報

下記をクリックするとYAMAP地図活動時間などの詳細な情報が見られます。

菅平牧場から根子岳と四阿山を周回する【百名山五十二座目】 / bataoさんの根子岳(長野県)四阿山の活動データ | YAMAP / ヤマップ

ルート詳細情報

菅平牧場

登山口である菅平牧場は入山料を支払う必要があり、高校生以上で200円となります。下山時にも券を提示しなければなりませんので、なくさないよう大事に取っておきます。

駐車場は数か所あるので、駐車には困らないかと思います。

駐車場付近にはトイレや売店があります。また、根子岳と四阿山の登山ルート分岐があります。今回は根子岳から登っていきます。

登山道のはじめは牧場のそばを通っていきますので、牛を眺めながら登っていきます。

牧場の見晴らしがよいため、すでに北アルプスなど遠方の山々が見渡せます。

展望台兼休憩所が見えたら、ここ以降は林の中になります。

根子岳

山頂近くになるまではダケカンバの森を進んでいきますので、展望はなくなります。

根子岳まで約1㎞地点で森から抜け、再度視界が開けます。

根子岳山頂に到着です。360度開かれた視界があり、根子岳神社の祠が祀られています。

北側には峰の原高原につながる登山道があります。不動滝にもつながっていますが、現在は台風の影響により通行止めとなっています。

このまま四阿山へと向かっていきます。

足元注意とあるように、尾根沿いの細道を歩くことになります。

大きな岩がありますが、登らずに横の道を歩いていきます。

尾根歩きが終わると、美しい笹原が現れます。しばらく歩いていくと四阿山までの登り返しが待っています。

四阿山

笹原からの登り返しが案外と急登となっています。距離はそこまで長くないのが救いです。

登り切った先は中四阿との合流地点です。ここまでくれば山頂はすぐそこのようなものです。

最後の登りは木道の階段をゆったりと歩きます。

まずは山家神社奥社の西宮が出てきます。

西宮を通り過ぎたら今度は東宮とともに山頂標識があり、ピークハントしたことになります。

山頂部は広くなく、細長い場所となっています。

山頂からさらに東へ続く道は秋の色合いになりつつあります。

山頂からは浅間山から田代湖がよく見える絶景です。

下りは中四阿経由で下っていきます。

木道の途中には鳥居峠に下る分岐点があります。

根子岳との分岐に来ました。ここから菅平牧場へ続く道を下ります。

中四阿

笹が生い茂っている道で、足元が見えないほどのところがあります。幸いなことにそれほど長く続くわけではありません。

標高は下げていきますが、展望できるところがちょこちょこあります。

右手に根子岳と左手に中四阿が見えてきました。

標識は見当たりませんでしたが、ごつごつした岩が出てくれば中四阿です。

南側に道があるので、浅間山方面を横目に歩くことができる場所です。

さらに下っていけば小四阿です。以降は展望のない樹林帯となるので、この景色をかみしめておきます。 

再度笹薮に突入です。

大明神沢を渡渉する場所があります。ここを通れば牧場はすぐそこです。

牧場まで戻ってきました。何故かここからの登山道には水が流れており、足元はぐちゃぐちゃの状態です。

登山口からは牧場の中にある舗装路を駐車場まで歩くことになります。

牧場からも根子岳や四阿山が見えるくらい開けています。

駐車場に無事到着して今回の山行は終わりです。

この登山を振り返って

四阿山という名の通り、四方に登山道があり、今回は根子岳も登りたかったので、菅平牧場を登山口としました。ただ、駐車料金は200円かかりますのでご注意を。登山道は特に危険といったところはなく、根子岳から四阿山の登り返しが急登ですが、距離は短いので全体的に登りやすい道です。今回は登り始める時間が遅かったので笹薮に接触しても特に気になりませんでしたが、朝早くだと露で濡れているので、人と当たらないくらいに刈ってくれたら気分の良い道になると思います。

山頂からの展望は、西に北アルプス、南に浅間山、北に妙高戸隠、東に北関東の山々と、どこを見ても名山ばかりの良い位置にあります。どのような山がどこにあるのか、事前に調べていくと楽しさが増すかもしれません。

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