小赤沢三合目から苗場山を登る【百名山五十七座目】

登山
登山百名山

山頂部は広い湿原や池塘がおり、苗代のような形状であることから山名の由来になっているとも言われている苗場山。山頂部は広い湿原地帯となっており、他の山とは別世界が広がっています。いくつか登山口はありますが、山頂まで最短距離である長野県側の秋山郷奥地にある小赤沢登山道を利用して登ってきました。

・小赤沢三合目が登山口&下山口
・秋山郷の集落から登山口まではすれ違い困難な道路
・六合目付近から登りがきつくなり、鎖やロープが設置してある個所も

2022年10月に行ってきた写真と登山データを掲載しています。
最新の登山道情報は自治体等でご確認ください。

ルート基本情報

行程

日帰り 3時間57分 11.2㎞ 登り900m 下り889m 山頂まで115分

小赤沢三合目【出発地】~苗場山~竜ノ峰~小赤沢三合目【到着地】

ルート地図及び情報

下記をクリックするとYAMAP地図活動時間などの詳細な情報が見られます。

小赤沢から苗場山に登る【百名山五十七座目】 / bataoさんの苗場山の活動データ | YAMAP / ヤマップ

ルート詳細情報

小赤沢三合目

登山口である小赤沢三合目までの道のりはかなり狭い道となっているため、注意して運転していきます。駐車場は広く、公共トイレが設置されていて水も近くに沢があります。

集落から歩いて登っていく登山道もありますが、あまり使われていない雰囲気です。

明るくなる前からスタート。登山届提出boxが登山口にあります。

〇合目の標柱があり、次の標柱までの距離が表示されているので、ペース配分に使えます。

五合目を超えたあたりから視界が開けてきます。

また、緩やかな傾斜が終わり、鎖場なども出てきます。

苗場山

六合目以降も鎖やロープが設置してある個所を通過していきます。

徐々に上が見えてくるようになり、紅葉に染まった山の頭が顔を出してくれます。

八合目を過ぎたらいよいよ平たんな湿原が広がる山頂部が目の前です。

山頂部に着くと、一気に視界が広がり、広大な湿原地帯を進むことになります。

紅葉は進んでおり、カラフルな山に変化しています。

山頂はさらに登ったところにあるので、木道を歩いていきます。

和山登山口との分岐点。結構な急登で歩き辛い道だとか。

九合目標識までは木道ですが、一度林の中を通り抜けることになります。

岩が足場になりますが、かなり滑ります。

林を抜ければ再度木道歩き。山頂が見えてきます。

途中苗場神社への分岐がありますが、まずは山頂を目指します。

道中に九柱石碑が佇んでいます。

山の山頂部とは思えない景色が広がっています。

しばらくすると苗場山頂ヒュッテが見えてきます。山頂標識はヒュッテのすぐそばです。

苗場山頂ヒュッテは山頂部の林に囲まれた場所にあります。1泊2食11,000円、素泊り7,000円となっており、完全予約制です。

山頂の標識はヒュッテから徒歩1分のところにあります。

山頂標識が建っている場所です。周りが木々で囲まれているので、展望はありません。

標識を見た後は、苗場神社と竜ノ峰に寄り道していきます。

龍ノ峰

分岐点から少し林の中に入ったところに苗場神社。小さな祠が設置されています。

龍ノ峰の標識がなかったので、いまいちどこを指しているのか分かりませんでした。GPS上の近くには大きな池があります。

快晴ではないので分かりづらいですが、奥には北アルプスがじんわり見えています。

別世界のような山頂から下山していきます。

平日でしたがそこそこ登山者とすれ違いました。時期が紅葉ということもあるのでしょうが、アクセスが難しい登山口でありながら登山者が多いと感じました。これでこの山行は終わりです。

この登山を振り返って

通常の山というと山体は三角形のイメージがあり、道中に平原は広がっていれど、山頂に広い場所があることを想像することはありませんでした。このような地形ができた経緯は、平坦な地形がそのまま隆起して浸食を免れているためと考えられています。

今回使用した小赤沢登山道は、三合目からなら山頂まで最短の距離になりますが、アクセスは正直よくありません。そのため、アクセスが良いが距離が長くなる、かぐらスキー場からの登山ルートでも良いと思います。

山頂部が平たんという珍しい個性の山で、通常の山とは違った景色を見せてくれるため、いつもとは違う山を登りたいと感じている人にはおすすめです。

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