RICOH GR IVを他のハイエンドコンデジと比較!X100ⅥやGR III等との違いは?

RICOH
RICOHカメラカメラ比較

人気コンデジRICOH GR Ⅲの後継機種であるRICOH GR IVがついに発表されました。価格はかなり上昇していますが性能もその分アップしています。この価格帯のコンデジは数が少ないですが、X100VIなどと比較していきます。

  • 発売日は2025年9月12日でRICOHストアでは8月25日から抽選販売申し込み
  • 画素数が少し上がり高感度耐性が上昇
  • 手振れ補正がさらに強力に
  • 性能は上がっても変わらないサイズ

スペック比較表

項目RICOH GR IVRICOH GR IIIRICOH GR IIIxX100VIRX1RMⅢ
発売日2025年9月12日2019年3日15日2021年10月1日2024年 3月28日2025年8月8日
定価195,000円133,750円139,800円281,600円658,900円
実売価格約182,000円約175,000円約300,000円593,010円
センサー25.7 MP APS-C24MP APS-C24MP APS-C40.2 MP APS‑C61 MP フルサイズ
レンズ18.3mmmm F2.8
(28mm相当)
18.3mmmm F2.8
(28mm相当)

26.1mm F2.8
(40mm相当)
23 mm F2 (35 mm相当) 35 mm F2
ISO100-204800100-102400100-102400125-51200100-102400
手ブレ補正5軸6段3軸4段3軸4段5軸6段
被写体検出顔/瞳検出顔/瞳検出顔/瞳検出人物, 動物, 鳥, 昆虫, 自動車, バイク・自転車, 飛行機, 列車, ドローンオート,人物, 動物, 鳥, 昆虫, 車・列車, 飛行機
連写性能 (最高値)約4.1〜4.3コマ/秒(実測)約4.0〜4.2コマ/秒(実測)6 fps(メカ)/20 fps(電子1.29×クロップ)5 fps
最高動画FHD 60pFHD 60pFHD 60p6.2K30p/4K60p 10‑bit4K30p 4:2:2 10‑bit
ファインダーなしなしなし3.69 M OVF/EVF2.36 M EVF
モニター1.03M固定1.03M固定1.03M固定1.62 M チルト2.36 M 固定
撮影枚数250枚200枚約200枚450枚300枚
カードスロットmicroSD(UHS-I)
内蔵53GB
microSD(UHS-I)
内蔵2GB
microSD(UHS-I)
内蔵2GB
1枚(UHS-I)1枚(UHS-II)
防塵防滴追加オプション
サイズ109.4×61.1×32.7109.4×61.9×33.2109.4×61.9×35.2128 × 74.8 × 55.3113 × 68 × 88
重量262g257g262g521 g498 g

比較したカメラは前機種と他メーカーのハイエンドコンデジ。この市場はかなり少なく、X100VIと参考程度のRX1RMⅢしか比較していません。価格は大きく違うため単純比較はできませんが、RICOH GRは写真に特化しており、動画性能は無いに等しいでしょう

大きさや重量も大きく違うので、気軽に持って行けるコンデジとなっています。

RICOH GR IIIとの比較ーセンサーが変わり大幅に性能アップ

  • 画素数up
  • 高感度耐性up
  • 手振れ補正がさらに強力に
  • 内蔵メモリーの容量が増加
  • 撮影枚数が向上
  • 変わらないサイズ
  • 急速充電に対応
  • 価格が約6万円上昇
  • 動画性能は変化なし

6年ぶりの新モデルだけあって、センサーやレンズが新しくなり、高感度耐性やAF、画質などが上がっています。手振れ補正も強力になり、とっさのスナップ撮影でもブレにくくなりました。それでいてサイズや重量はほとんど変わらず、露出補正ボタンの追加など使い勝手も良くなっています。

純粋に性能が上がりましたが、動画性能は変わらずFHD。4k撮影はできないままですが、このカメラを購入する人は写真だけを求めている人達だと思うので、不要な機能でしょう。

価格は約6万円値上がりしています。当時と比べてインフレや円安などの要因もあるのであまり不思議ではありません。ただ、GR IIIはⅣ発売と同時に販売終了となったので、いまでも高騰している価格はそこまで落ちることはないでしょう。GR IIIxは引き続き販売してくれます。

X100VIとの比較ー価格の差が性能に

  • 価格が約9万円安い
  • 高感度耐性が高い
  • サイズが小さく軽い
  • 内蔵メモリーでSDカードも不要
  • 画素数が少ない
  • ファインダーが無い
  • 被写体検出できない
  • 動画性能は歴然
  • モニターが固定でローアングル撮影がやりづらい
  • 防塵防滴が無く、バッテリー持ちが悪い

富士フイルムのX100Ⅵは人気なハイエンドコンデジ。価格差は約9万円あり、その分全体的に性能は高くなっています。高画素で被写体検出もできるAF性能、ファインダーもあってバッテリー持ちがよいとスペックで勝っている所はほとんどありません。ただ、画素数やISOから見るに高感度耐性はGR IVの方が上でしょう。

その分RICOH GR IVは安く小さくなっているので十分差別化されています。気軽に撮るスナップ写真でも作品としてとことん追求するならX100Ⅵですが、そこまで気負わず写真を撮れるのはGR IVです。

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RX1RMⅢとの比較ーハイエンドとの参考比較

  • 価格が約41万円安い
  • 高感度耐性が高い
  • サイズが小さく軽い
  • 内蔵メモリーでSDカードも不要
  • 手振れ補正がある
  • センサーサイズが小さい
  • 画素数が少ない
  • ファインダーが無い
  • 被写体検出できない
  • 動画性能が低い

センサーサイズがフルサイズのRX1RMⅢとはほとんど比較になりませんが参考までに。価格差は約41万円とGR IVがあと2台購入できます。その分高画素でAF性能は抜群、動画も十分な性能です。
ただ、GR IVには手振れ補正があり、画素数やISOから高感度耐性も上だと思います。

コンデジという括りでは同じカメラですが、あまりにも性能や価格に差があるため、どちらを購入するかで迷う人はいないでしょう。

お手頃なハイエンドコンデジ、問題は入手できるかどうか

RICOH GR IVはハイエンドコンデジとしては手の届く価格帯で、写真だけ撮る人にとっては最高のコンデジです。ただ、予約開始と同時にネット通販は即予約終了し、公式などの抽選販売も高い倍率が予想されます。
前機種のRICOH GR Ⅲも販売終了で中古価格も下がるとは思えないので、X100VIを選択肢に入れるのもありだと思います。
とはいってもX100VIも価格変動が激しく定価以上の時もあるので、購入のタイミングは見極めたい所です。

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