ED 50-200mm F2.8をED 40-150mm F2.8等と比較!最適な超望遠ズームはどれ?

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OM SYSTEMカメラレンズ比較

OMデジタルソリューションズから明るい超望遠ズームレンズのM.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PROが発売されます。35mm換算で100-400mmをカバーしながらF2.8通しの明るさが強みです。全く同じスペックのレンズはありませんが、同じマイクロフォーサーズの望遠レンズを比較してみます。

スペック比較表

項目M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PROPanasonic Leica DG Vario-Elmarit 50–200mm F2.8–4 O.I.S.M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PRO
発売日2025年 9月27日2018年 5月24日2023年12月22日2022年 3月25日
焦点距離
(35mm換算)
50–200mm
(100–400mm相当)
50–200mm
(100–400mm相当)
40–150mm
(80–300mm相当)
40–150mm
(80–300mm相当)
開放F値F2.8F2.8–4F2.8F4
フィルター径77mm67mm72mm62mm
サイズφ91.4×225.8mmφ76×132mmφ79.4×160mmφ68.9×99.4mm
重量1,075g655g760g382g
最短撮影距離0.78m0.75m0.7m0.7m
最大撮影倍率0.25倍(200mm)0.25倍0.21倍0.21倍
絞り羽根9枚9枚9枚7枚
手振れ補正7.0段4.3段
AF/MFスイッチありあり
フォーカスリミッターあり(3段)
OSスイッチありあり
AFLボタンあり(L-Fn×4)あり(L-Fn)
ズーム機構インナーインナーインナー沈胴構造
定価459,800円280,500円228,800円127,600円
実勢価格414,000円175,000円198,000円109,000円
特記事項IP53・テレコン対応防塵防滴・耐低温−10℃/テレコン対応IP53/テレコン対応IP53

マイクロフォーサーズの超望遠ズームレンズで似た焦点距離をピックアップしました。

M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PROの特徴

35mm換算で100-400mmという超望遠域をカバーしながら、F2.8という明るさを維持できる高性能なレンズです。それでいて重量は三脚座を外せば1,075gと軽く、7.0段の手振れ補正も備わっているので、手持ち撮影でもブレのない写真を造り出すことができます。
またスイッチなどが多くインナーズームなので高い操作性を誇ります。IP53の保護等級があり、防塵防滴に優れた造りとなっているので、悪天候のアウトドアでも持ち出しやすいレンズです。テレコンにも対応していて、2倍テレコンなら800mmF5.6までカバーできます。

高性能なレンズのため価格は40万円を超えており、受注生産となっているので、納品までに時間がかかることがネックです。

Panasonic Leica DG Vario-Elmarit 50–200mm F2.8–4 O.I.S.との比較

同じ焦点距離の35㎜換算100-400mmをカバーするレンズで、F値が2.8~4.0まで変動します。その分重量は655gと非常に軽く、サイズも全長132mmなため持ち運びしやすいレンズです。手振れ補正もありますが4.3段と劣っています。
ただ、OMシステムのレンズのようにIP53としっかりした防塵防滴は無いため、ハードなアウトドアでは注意が必要です。

2018年のレンズなため、光学では劣っている部分があり、写りではED 50-200mm F2.8 IS PROに敵いません。古いレンズなため、実売価格が安く半分以下の値段で手に入れることができます。望遠側の明るさは必要なく、価格を抑えたい人にはおすすめです。

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROとの比較

焦点距離は35mm換算で80-300mmと狭くなりますが、F2.8通しと同じ明るさです。重量は760gと軽く全長も160mmと持ち運びやすいサイズです。
反面手振れ補正が無く、望遠側で撮る場合はブレないよう気を付ける必要があります。スイッチ類はレンズにほとんどないので、操作面でも劣っています。

価格は約20万円と半額で購入できるので、300mmで十分だよという人にはコスパの良いレンズです。

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PROとの比較

35mm換算で80-300mmと焦点距離で劣っており、F値も4.0通しと暗いレンズとなっています。その分小型軽量なレンズとなっており、全長99.4mmという短さで382gという軽さが最大の売りです。ただ、インナーズームではなく沈胴構造で、手振れ補正もありません。テレコンも対応していないため、焦点距離の変更をすることはできない仕様となっています。

価格は約10万円と望遠ズームとしては安くなっていて小さくコンパクトなため、日常使いに持ってこいのレンズです。

野生動物の撮影にぴったりな高性能レンズ

100-400mmと広い望遠域をカバーし、テレコンでさらに広い範囲を撮影できる明るいレンズは近づくことが難しい野生動物などのアウトドア撮影にぴったりです。高性能な分価格は約40万円と非常に高く、受注生産ですぐには手に入りづらいので、比較してきたレンズも十分選択肢に入るでしょう。

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