今まで使っていた百均のケースがボロボロになってしまったので、前から気になっていたEDC(Everyday Carry)ポーチ買ってみました。
ミリタリーのイメージが強いですが、日本の企業がキャンプ用に作ったものを購入。詰め込んだツール含めてレビューしていきます。
EDC(Everyday Carry)ポーチとは
その名の通り、日常的に持ち歩く小物を整理するためのケースです。常に持ち歩くようにすることで、必要なときにスムーズに使えるようにするためのものです。
EDCポーチには、携帯電話、財布、ライト、ペン、ノートなど、日常生活で必要とされる様々な小物を収納できます。また、防水性能や耐久性が高い素材で作られたものが多く、アウトドアやミリタリーにも活用されることがあります。
アウトドアで使用する場合は、サバイバルツールからファーストエイドキット、カトラリーなど人によって全く異なります。EDCケースを使う利点としては、小物類を整理し、すぐに取り出すことができることです。
スペック
重量 | 約260g |
サイズ | 幅27.5×奥行8×高さ13cm 持ち手:16.5㎝、表面ベルクロ幅:5cm ゴムベルト幅:25mm幅×1、50mm幅×2 底面内側ポケット:幅19.5×高12.5㎝ |
素材 | 本体:コットン100%(パラフィン加工) 持ち手:ポリエステル100% 芯材:PE(ポリエチレン)発砲シート |
価格 | 6,160円(税込)2023.3時点 |
幅が27.5㎝とかなり大きめです。素材はパラフィン加工の帆布なので、防水性があり丈夫ですがその分重くなっています。
asobitoと野良道具製作所について
asobitoは大阪府にある㈱ビッグウイングのオリジナルブランドで、帆布を使ったツールボックスやケースなどを販売しています。
野良道具製作所は広島県の㈱ノラクリエイトのオリジナルブランドです。頑丈で無骨なつくりをこだわりとしており、焚き火台などを販売しています。
今回レビューするEDCケースはこの2つの企業のコラボ商品です。
性能
付属品はなく、ケースのみです。
生地はパラフィン加工の帆布なので、水を弾く防水性能があり、固く丈夫なつくりとなっています。
側面にメーカーのロゴ。ジッパーの取っ手は紐で結んだだけの簡易なものです。
ジッパーは安心と信頼のYKK。スムーズに動きます。
ケースを持ち運びしやすいように小さな取っ手が付いています。
ベルクロがありますが、ここにワッペンを付けて自分好みの使用にできます。
中身はEDCケースらしく9本のバンドとポケットが2つあります。
五本のバンドは一か所だけ長くなっていて、他が5㎝に対して7㎝あります。収納物は長さ12㎝位までならケースに収まります。
ゴムバンドなので多少大きめでも入ります。ずっとそのままだと緩くなりますが。
ジッパーの中に収納スペースがあり、他のギアと接触したくないものや厚みがないものを入れるところになっています。
真ん中のゴムベルトも地味に長さが違い、3㎝と4㎝に分かれています。
オープンポケットはジッパーがなく、中綿もないので雑に入れてすぐ取り出せるものがいいかも。ここのゴムベルトも6㎝と7㎝で長さが違います。
実際に収納してみる
実際に入れてみたモノたち。主にサバイバルツールがメインになります。季節や行く場所によって変えてたりします。
収納物
①GERBER Shard Keychain Tool・VICTORINOXクラシックSD・RovyVon A6U・ミニタッチペン・六角レンチ
②ダクトテープ
③カメラバッテリー
④携帯浄水器 Platypusクイックドロー+リザーバー
⑤USBケーブル
⑥携帯トイレ
⑦Opinel アウトドアナイフ
⑧SOTO スライドガストーチ
⑨conifer coneバタフライソー2
⑩モバイルバッテリー Anker PowerCore 10000
⑪小型ラジオ パナソニック FM/AM
すべて収納した姿。ギリギリ閉じることができます。
①マルチツール
有名処のツールばかりです。VICTORINOXにはハサミ、小型ナイフ、やすり、マイナスドライバー。
GERBERはプラス・マイナスドライバー、栓抜き、釘抜きの機能があります。
他にはRovyVonの小型ライト、タッチペン、六角レンチです。六角レンチはカメラや三脚の締め直しに使います。
②ダクトテープ
テントやウェア、靴の補修など多用途に使えるダクトテープです。不要となったカードにぐるぐる巻いた状態となっています。
③カメラバッテリー
水対策のため、袋に入れています。冬はバッテリーが死にやすいので必需品です。
④携帯浄水器
Platypusのクイックドローを持っています。浄水器用のリザーバーも入れています。
⑤USBケーブル
後述のモバイルバッテリーで必要で、microUSBとUSB-C、ライトニングUSB端子があり、付け替えることで使用できます。それぞれ同時使用できないのが難点。
⑥携帯トイレ
モンベルのOD トイレキットを2つ入れています。使用したことありますが、匂いは全くしないです。
⑦折り畳みナイフ
オピネルの折り畳みナイフは食べ物を切ることのみに使います。
⑧ガストーチ
先端が伸びるsotoのガストーチ。主に焚き火用ですね。
⑨折り畳みノコギリ
conifer coneのバタフライソー2は江戸目と茨目の両刃仕様で、薪を作るときに重宝します。
⑩モバイルバッテリー
Ankerの10000mAhバッテリーで、主にスマホの充電に使います。万が一のことを考え、容量は大き目の物になっています。
⑪小型ラジオ
電波が届かない場所での暇つぶしや、天気の情報を得るために携帯しています。シンプルで使いやすいラジオです。
他の収納候補
全長約23㎝のモーラナイフもギリギリ入ります。ただ、流石に今の状態だと収まらないのでいくつかの道具と入れ替える必要があります。
購入するか迷った類似製品
EDCポーチはサバイバルギアとして色々なメーカーから出ていました。購入を検討していたものとしては、OneTigrisのEDCポーチ。生地が500DのコーデュラナイロンでファスナーはYKKと品質が高いにもかかわらず、価格がお手頃です。
軍需品として高い質を誇るMAGFORCEのEDCポーチも魅力的でした。生地は1000Dにテフロンコーティングが施されており、高い耐久性があります。
どの製品も良いのですが、モーラーナイフを入れられるくらいの大きさは必要と思っていたので、購入対象から外れました。
まとめ
EDCポーチとしてはかなり大きめの製品なので、ナイフなどの長い物を収納するのに便利なサイズです。気になる所は、生地はパラフィン加工でナイロンと比べるとやや固く、形状が固定されて荷物として嵩張りますが、その分剛性があるということです。
収納するギアもあわせて紹介しましたが、恐らく入れるものは季節や行く場所によって変えていくと思います。サバイバルギアだけでなく、カトラリーの収納にも使えそうなので、多様な用途が魅力的です。
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