初めてキャンプをしたいと思っても、どんな道具を用意すればいいのか分からない、それに今後も続けていくかどうかも不明だという方、多いと思います。
そんな時には最低限の道具を揃えてキャンプに挑戦してみましょう。投資額を抑えればやめた時のダメージも少なくなります。最低限必要な道具は以下の3つです。
2.寝袋
3.スリーピングマット
テント
キャンプは大自然の中で生活していくようなもの。突然の雨風が発生したら、逃げ込む場所が必要ですね。それがテントです。
テントといっても様々な用途や大きさ、値段などがありますが、ソロでキャンプをするだけなら2人用のドーム型テントで十分です。
おススメする理由としましては、
・ドーム型が最も効率よくテント内の空間を構築できる
・自立型テントが多く、丸みを帯びているため、耐風性能が高く設営も簡単
それぞれについて解説していきます。
テントで記載されている人数は、人間が横になった時のぎりぎりの幅で設定されていることが多いです。1人用は横幅90cmほどで、荷物を置くと狭く感じる絶妙な大きさです。ですが、2人用は110~120cmほどで荷物を置いてもスペースに余裕があります。
ドーム型は2本のポールをX字になるようクロスさせて、自立するテントがほとんどです。ポールによって張網なしでもテントそのものが自立しており、丸みを帯びた形状であるため、風が強くなければ、張網みなしでも問題なく過ごせます。テントの種類によっては、張網が必須のものもあるため、設営作業の負担が減ります。
これらのことを踏まえ、私は初めてのテントとしてBUNDOKのBDK-18を購入しました。
このテントは5,000円ほどの値段で、値段そこそこ、重量そこそこ、出来もそこそことコストパフォーマンスに優れたテントです。インナーテントとフライシートの二つがあるダブルウォールテントで雨が降っても靴などを置くスペースとして前室が確保でき、出入り口も2か所あり必要な機能はそろっています。
ただ、不満点を挙げるならテントポールの作りが値段相応なことにあります。ポールをテントのスリーブに通すときやたらと引っかかったり、ポールの先端を四隅と連結するときは結構な力が必要です。ただ、DACと呼ばれる高級なポールにすると、値段が跳ね上がるので仕方ない部分でもあります。
そのほかにも、ペグはすぐに曲がり、張網も何とも言えない品質ですが、ポール同様値段に見合ったものとなっているため、最初のテントとしておすすめです。
寝袋
キャンプといったら大自然で寝ることが醍醐味の一つだと思っています。そのためには寝袋、いわゆるシュラフがないと眠れない夜を過ごすことになります。
寝袋は本当に性能と値段がピンキリで、例えば
この寝袋は最低使用温度が-15度となっています。文字通り捉えればその気温まで寝ることができると考えてしまいますが、あくまでこの製品を販売している会社が勝手に公表しているだけの数字です。この数字に何の根拠もありません。
中綿や重量、レビューなどから判断するしかないのです。私も過去似たような寝袋を購入したことがあるため、経験則から言うとプラス10度くらいが熟睡できる気温なのではないかなと思います。
ただ、このような製品ばかりでなく、国際基準に則った寝袋もあります。ISO23537、ヨーロピアンノームと呼ばれる試験方法で行われた使用温度規格です。それでも個人差がかなりありますので、寒がりだと思う方は思い切って性能の良い寝袋を買ったほうが素敵なキャンプライフを送ることができます。一応災害時にも使用できるという言い訳もありますので。
スリーピングマット
これが意外と大事なものです。寝袋と同等かそれ以上にお金をかける価値があるものであり、睡眠をとれるかどうかに大きく影響してくる道具です。
というのも、地面が体温を永遠に奪います。寝袋があっても自重で地面と断熱層が薄くなるため、寝袋と地面の間に断熱効果のあるスリーピングマットが活躍します。夏場なんかでは、100均の銀マットや段ボールでも十分断熱効果が得られると思います。
私が初めて購入した商品です。晩秋~初春では使えないかもしれませんが、それ以外の時期であれば問題なく眠ることができると思います。
断熱効果の目安としてR値というものがあります。こちらはISO規格ほどではないですが、ASTM規格というアメリカの任意規格であるため、有名メーカーが採用しています。
そのほかあると便利なもの
紹介した3つの道具があればキャンプは成立します。しかし、キャンプをもっと楽しみたい、便利な道具で過ごしたいと思う人には以下の道具を紹介します。
クッカー類
カップラーメンや弁当をコンビニで買えば解決する?いやいやアウトドアな料理をしてみたい方へ。
タープ
日差しが暑い?雨が降ってきた?それでも外にいたい方は購入の検討を。
テーブル&チェア
地べたに座ったり物を置くことを嫌う方へ。
ランタンやヘッドライト
スマートフォンや月明りでは満足できず、夜更かししたい方へ。
焚火台
直火厳禁のキャンプ場が増えているので、とりあえず燃やしたい人は必須。
まとめ
ほかにも道具を入れるザックやアウトドアワゴン、焚き火用の手袋など挙げていけばきりがありません。しかし、1回キャンプというものを試しにしてみるだけならば、3つの道具だけで十分です。そこで不便と思ったりやりたいことがあればその都度検討し購入していけばいいのです。
近年では100均だったり謎のメーカーの格安コピー品であったりと価格面での敷居はかなり下がってきています。その中で自分のスタイルに合うものを探していくことも楽しみの1つだと思います。ただ、やっぱり値段が高いものはそれ相応の品質を兼ね備えており、道具も無数にあるため沼にはまっていく人が多いと思います。私も安いものを買ったはいいが、使い勝手が悪くて使用頻度が極端に少ないものもあります。そうならないためにも、自分が何をしたいかを考えて購入できれば一番良いですね。
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