安くて信頼できるギア雲台Manfrotto XPROギア雲台をレビュー

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最近物撮りやマクロ撮影にハマっております。そこで気になったのが雲台。所有していた自由雲台でスーパーマクロ撮影をすると、なかなか狙った画角にならないことが多々ありました。
そこでギア雲台の購入を決意。調べてみると自由雲台ほど種類が無く、価格も高価なものばかり…。その中でもかなりお安く性能も最低限あり、かつ信頼のおけるメーカーのギア雲台を購入しました。

それはManfrotto XPROギア雲台。2015年発売と10年前の代物をレビューしていきます。

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スペック

重量750g
最大耐荷重4kg
雲台タイプ3wayギア雲台
可動範囲-20~90°(パンは360°)
使用温度-30~60℃
プレート200PLプレート

重量は750gとそんなに重たく感じない。といっても、ギア雲台を使うときはどっしり構えて撮る場面が多いと思うので、重量はそこまで気にならないと思います。
最大荷重4kgというのはミラーレスなら超望遠の単焦点レンズを使わない限り超えることはない数字。重要なのは実際の使用感です。
プレートはマンフロットで互換性のある200PLプレートで、残念ながらアルカスイス互換はありません。ただ、物撮りやマクロ撮影ではそんな頻繁に脱着する必要がないのでガタつかなきゃなんでもOK。

外観

四角い箱で到着してきました。アウトレット品だったので、もっと雑な箱かなと思っていましたが、ちゃんとしたものが届きました。

内容は雲台本体と説明書にプレート。プレートは説明書の下に隠れています。

200PLプレート。シンプルなつくりで滑り止めなどはありません。カメラと接続するための1/4インチネジのみです。

プレートの裏側。ネジを回すための取っ手がちゃんとついてます。ちゃんとネジを締めるために小銭で回すための溝があれば最高でした。レンズの方向は指定されていて、矢印が2か所記されています。クイックリリースプレートなのですが、決まった型にしか嵌めることができないのです。なので、矢印とは別方向に取り付けるとカメラが反対方向を向いてしまいます。

雲台本体。アウトレット品ですが、ちゃんと新品です。レバーを握って大まかな調整を行い、微調整はつまみをまわしていきます。

3way雲台ですので、レバーは3つ。それぞれの方向に-20~90°操作可能です。パンは360°に回転します。

機能

ここからは機能の紹介。三脚に必要な機能は最低限備わっています。

クイックリリースプレート

クイックリリースプレートが採用されているので、ワンタッチでカメラを取り付けることができます。グレーのレバーを引くだけで取り付けできると思いきや。。。

同時に黄色で囲った黒のレバーを押さねばなりません。ちと面倒な仕組みだなーと最初思っていたんですが

黒のレバーを下げるとプレートをはめる場所に凹凸が出現します。この凹凸を押すとグレーのレバーが元の位置に戻りプレートがハマる仕組みになっています。なれるとストレスフリーになります。

プレートをはめた姿。プレートは前後があるので裏面に記されたレンズの位置をちゃんと合わせましょう。
あと丸型の水平器は3wayそれぞれに備わっています。

調整レバー

3wayギア雲台の肝である調整用のレバーが3か所にあります。握るのに力が必要ですが、稼働域の変更自体はかなりスムーズに行うことができます。

つまみを回すことによって細かな調整ができます。思ったよりも重たいです。この機能が超マクロ撮影では重宝するんですよね。何せ㎜未満の単位で動かしても画角が大きく変わり、ピントもずれるので。

パン方向には360°回転することができます。他の2方向は-20~90°までしか稼働できません。

が、何故か90°を超えた角度が可能な模様。135°くらいまでいけましたが、この可動域を使用していると故障しそうなのでちゃんと決められた範囲で稼働させます。

真下は撮影できますが、真上を撮影する場合はプレートを指示された方向と反対方向に取り付ける必要があり、少し面倒です。

三脚に取り付け

マンフロットの三脚を実は持っていないので、レオフォトのLSR-324Cに取り付け。3/8インチネジなら取り付けられます。

Sony α7Ⅳと超望遠レンズの200600Gを取り付けてみました。重さにして3kgほど。耐荷重は4kgなので数字上はクリアしています。レバー操作した感じ大雑把な調整は難しくなりますが、つまみを回す微調整は十分可能です。
まあ超望遠レンズをギア雲台で使う予定はないんですけどね。

AstrHoriのマクロスライダーはネジ穴があるのでプレートに取り付けられます。いくらギア雲台とはいえ、被写体に近づく機能はないですからね。

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気になったところ

レバーについては稼働域の1°ごとにしか調整できないようになっています。なので0,5°のような中途半端な角度にするとレバーは元に戻らず下がりきったままです。

そしてちょっと動かすとレバーは元に戻りますが、画角がちょっとズレてしまいます。つまみで調整すればそれまでなんですが、このちょっとしたところがマクロ撮影だとストレスになったりします。

あとは角度がどれくらいか分かるようにするための▼が付いているのですが、如何せん地味で分かりづらいのです。赤色に塗られていれば一目散に分かるのですが。ここも地味ストレスポイントです。

他雲台との比較

1万円を切るギア雲台というのは探しても見当たらず、かといって微調整が重要なギア雲台で粗悪品を掴まされると安物買いの銭失いになるので、今回は信頼のおけるマンフロットのお安いモデルにしました。
このモデルと比較してきたギア雲台を紹介します。

NEEWERのギア雲台は通常価格こそ2万円を超えるくらいですが、タイムセールでは15,000円ほどになるのでかなりお金を抑えられます。
可動域はマンフロットの雲台よりも広く、プレートはアルカスイス互換となっていて汎用性があります。最大荷重も6kgで重量は795gとあまり変わらずというスペックだけ見ればこちらが上です。

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BENROのギア雲台も比較対象でした。価格は変動しますが大体2万以下、タイミングが良ければ15,000円くらいになるようです。こちらは可動域こそマンフロットと大きく変わりませんが、アルカスイス互換があり最大荷重は6kgまで可能です。その分重量は870gとちょっと重め。

どちらもマンフロットより低価格でスペックも優れている所が多いですが、マンフロットを選んだ理由は単純にメーカーとしての信頼度。NEEWERもBENROも粗悪品とは思いませんが、精密な動きを必要とするギア雲台ではほんの少し信頼を置けませんでした。

ギア雲台を試してみたい人におすすめ

殆どの撮影では自由雲台で十分です。なんなら物撮りやマクロ撮影も自由雲台できちゃいます。でも思っていた画角とずれることが地味にストレスなんですよね。
それを解決してくれるのがギア雲台。その中でも手ごろな価格で信頼のあるメーカーのこの商品をおすすめします。

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